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教育専門家に聞く!合格コラム

「得点力をアップする」

大事なことなのでもう一度、過去問は最強の予想問題集だ

刻々と入試本番が迫っています。が、焦る必要はありません。秋から冬へ。皆さんが本当に伸びるのはこれからです。
では、どうやって得点力をアップするか。
そこで今回は、過去問を活用した勉強法について考えて見ます。

傾向を知り、対策を立てるため

過去問には二つの使い方があります。
一つは、「力を試す」という使い方です。つまり、過去問をテストのように時間をはかって解き、それまでの勉強の成果を試すのです。
この目的で使うなら、ある程度勉強が進み、それなりに自信をつかんでからでもいいでしょう。
しかし、今回紹介するのは、もう一つの使い方です。すなわち、過去問を「傾向を知り、対策を立てる」ために使うというものです。
この目的で使うなら、できるだけ早い方がいいでしょう。

よく出る分野や問題は決まっている

入試問題は、年度によって出題傾向が大きく変わることはありません。長い目で見ると、少しずつ変わるということはありますが、数年のうちに一気に変わってしまうことはありません。
ですから、5~6年分の過去問を解いてみれば、どの分野から、どんな問題が出されるかは、だいたい予想できるのです。
実際に過去問を解いてみれば分かることですが、よく出る分野とか、よく出る問題というのはあるものです。
高校入試は、皆さんが生まれるはるか昔から、延々と行われてきています。その間、中学生が学校で習う内容は、どれだけ変わったかというと、実はそれほどでもありません。
皆さんのお父さんやお母さん、おじいちゃんおばあちゃんも、三平方の定理とか、関係代名詞とか、今と同じことを習い、それが入試に出題されてきたのです。
だから、今までに出されたことがない問題など、もう残っていません。すべては繰り返しなのです。
さあ、そう考えると、タイトルにあるように、「過去問題集は予想問題集」だと思えてきませんか。
今度の入試で出る問題は、間違いなく過去問題集の中にあります。

出ないことを覚えている余裕はない

先ほど、よく出る分野があると言いましたが、それは逆に、あまり出ない分野もあるということでもあります。
受験生に残された時間は決して多くありませんから、あまり出ない分野は後回しにして、よく出る分野を優先的にやっておいたほうがいいはずです。よく出る分野が、自分の得意分野であればいいですが、苦手分野だったら大変なことになります。
時間をかけて一生懸命覚えた知識が、今までにほとんど出たことがない内容だったら残念です。 もちろん、入試に出ないからと言って、その知識が無用というわけではありません。高校に入ってから必要になりますし、そうでなくても、いずれどこかで役立ちます。
でも、当面の高校入試のことだけを考えたら、かなりの遠回りになりますから、そうならないために、過去問は、できるだけ早く目を通しておいたほうがいいのです。

出題傾向を発見しやすい方法

よく出る分野や問題の発見にはコツがあります。
過去問をやる場合、多くの人が、28年度の国語をやったら、次に27年度の国語とか、28年度の5教科をやったら、次に27年度の5教科というように、年度を追ってやっていきます。
基本はそれでいいのですが、28年度の国語の大問1をやったら、次に27年度の国語の大問1というように、同じ問題番号のものを続けてやったほうが、傾向の発見が容易になります。
この方法だと、例えば英語の英作文だったら、それだけを連続してやるというような形になると思いますが、連続してやると何となく傾向が分かってきます。
ぜひこの方法を試してみてください。