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教育専門家に聞く!合格コラム

「効率の良い受験勉強をしよう」 

過去問から見えてくる次の出題

絞り込み出来れば時間が有効に使える秋から冬へ。
これからが皆さんの力が一番伸びる時期です。
さて、どうやって得点力を伸ばすか。
そのカギを握るのは、過去問研究です。
今回は、過去問研究すれば、今度の入試で出そうな問題が予想できるという話です。

ズバリ的中は 無理でも絞ることは可能

本紙ではこれまで何回も過去問学習の重要性を訴えてきました。
もう聞き飽きたという人もいるでしょう。言われなくて始めているという人もいるでしょう。
でも、大事なことなのでもう一度言います。
「過去問を研究し、分析すれば、入試で出る問題が予想できる」。このことです。
予想がズバリ的中するかどうかは分かりません。塾の先生などは相当研究していますが、それでも百発百中で当てることは困難です。
ただし、出そうな問題をかなり絞り込むことはできます。
つまり、「これだ」とまでは断定できないけれど、「これかこれが出そう」とか、「このあたりが狙われそう」というあたりまでの推測は可能だということです。
もし、ここまででも分かれば、勉強の優先順位も変わって来るでしょう。苦手な分野・単元があったとしても、「そこはあまり出そうもない」ということが分かれば、気持ちにも少し余裕ができるかもしれません。
ですから、頑張って過去問研究をやってみましょう。

出題者は受験生を裏切らない

入試問題を作るのは、私立の場合は、その学校の先生方、公立の場合は主に教育委員会の先生方です(一部例外はあります)。
問題を作る先生方には、受験生の裏をかくとか、意表をつくといった発想はありません。そこは安心してください。
先生方は、中学校の教科書をじっくり研究して(複数の教科書)、その範囲から出題しようとします。
それぞれの教科において、特定の分野や単元に偏らない問題を作ることを目指します。
基礎的な問題から応用問題まで幅広く出題しようとします。
最近の傾向として、筋道を立てて考え、その結果を自分の言葉で表現させるような問題を含めようと考えています。
こうした方針や考え方は、毎年同じです。問題を作る担当者が交代しても、それは受け継がれます。
なお、参考までに言っておきますが、皆さんは自分の地域の入試問題だけをイメージしているかもしれませんが、義務教育である中学校の場合、日本全国どこでも同じ内容を習っているので、入試問題もよく似たものになっています。

出そうな問題はすべて過去問の中にある

皆さんにとって最初で最後の高校入試ですが、入試そのものは、過去何十年間にわたって行われてきました。
何を言いたいかというと、これまでに一度も出したことのない問題など、もはや残っていないということです。
これはすなわち、これから出そうな問題は、すべて過去の問題の中にあるということに他なりません。
もちろん、時代によって少しずつ教科書の内容は変わってきていますから、最近になって、よく出るようになった問題というのはあります。
また、以前は記号選択ばかりだったものが、文章で表現させるような問題が増えてきたというような形式面の変化はあります。
しかし、それらを加味しても、入試問題というのは、繰り返し同じような問題が出されているのです。

問題予想は自分の力で出来る

今回は、入試問題を出す側、作る側の立場を想像しながら、過去問研究の重要性について述べてきました。
1か月、2か月集中してやれば、皆さん自身の力で問題を予想することが可能です。
本番が近づいてきたので、早めに取り組んでください。