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教育専門家に聞く!合格コラム

「冬休みの賢い使い方」

長時間の学力試験

冬休みに集中と持続の鍛錬をしておく

間もなく冬休みです。
入試本番の学力試験は、1日6時間以上に及ぶ長丁場であり、
集中力だけでなく持続力も必要になります。
そこで今号では、いかにして集中力と持続力を鍛えるかを考えてみることにしましょう。

学力検査は一日6時間の長い戦いだ

入試の学力検査は、朝9時ごろから始まり、午後3時過ぎまで続く長丁場です。
こんなに長時間、テストと向き合う経験は、あまりないでしょう。
たとえば、都立入試・第一次募集・分割前期募集の学力検査の場合、次のような時間割になっています。
国語 9時00分~ 9時50分
数学 10時10分~11時00分
英語 11時20分~12時10分
昼食 12時10分~13時10分
社会 13時10分~14時00分
理科 14時20分~15時10分
間に休み時間(各20分)や昼食のための昼休みも入りますが、ほぼ一日がかりのテストになります。
ふだん学校で6時間の授業を受けていますから、長さとしてはそれと変わりませんが、緊張感がまったく違います。
そこで必要なのは、1問1問への集中力、そして、その集中力を切らさず続ける持続力ということになります。
冬休みには、ぜひそのことを意識して受験勉強に取り組んでください。
1時間勉強したら小休止、また1時間勉強したら小休止。これを5回繰り返さないと、本番で求められる集中力と持続力が身に付きません。

極限まで自分を追い込む勉強ができるか

入試本番が刻々と近づいてきたので、今後は、そこから逆算して作戦を立てるべきでしょう。
本番で100%の力を出すためには、直前の2~3週間は、やや余裕を持ったスケジュールにしたいものです。心身ともに疲れ切った状態では日頃の力が発揮できません。
具体的に言えば、本番直前の勉強時間は、やや少なめにし、体力・気力を温存したほうがいいということです。
さて、そうすると、自分を極限まで追い込むような勉強は、ぎりぎり1月までとなります。中でも、学校の授業がない冬休みは、受験勉強に専念できるので、きわめて重要です。
前述した集中力と持続力を鍛えるための長時間勉強も、学校が休みだからこそ出来ることです。

問題演習は時間も意識して

これからの勉強は、当然ながら過去問を中心とした問題演習になるでしょう。
問題演習は、これまでもやって来たと思いますが、本番の試験では時間配分が非常に重要になります。今後は、問題を解くのに要した時間についても意識すべきでしょう。
まずは正確に解けるようにすることが大切です。そして、「これは解ける。ここは大丈夫」という自信がついてきたら、次はその問題をいかに短時間で済ませられるかということを考えましょう。

今習っていることが弱点になるかもしれない

入試問題は、1年の範囲から3年の範囲まで幅広く出されます。
1・2年の範囲については、これまで受けてきた模擬試験などで、自分の弱点に気づいていると思います。しかし、3年後半の範囲については、模擬試験での確認がほとんど出来ないので、弱点に気づかないまま本番を迎えてしまう恐れがあります。
そこで、3年後半の範囲については、過去問を中心とした問題演習を特に念入りにやって、弱点の補強をしておかなければなりません。
入試直前に授業でやった内容が本番試験に出た場合、記憶に新しいから大丈夫だろと思いがちですが、問題演習が不足した状態で受けるということでもあります。
可能であれば、問題演習を通じて、学校の授業より少し先行して勉強しておくといいでしょう。

すべてのテストをやり直す

皆さんは、3年生になってから受けたテストをすべて保存してありますか。それらを、もう一度やり直しておきましょう。失くしてしまった人は、あるものだけでもいいです。学校の定期試験も含めてです。
模擬試験と違って、学校の定期試験は、形式や内容が入試問題と異なっているかもしれませんが、基礎・基本の確認にはちょうど良いかもしれません。
その時出来なかった問題が、今やってみて出来たということであれば、力がついているということです。逆に、今回も出来なかったということであれば、弱点が克服できていないということですから、本番までの間に出来るようにしておきましょう。