ys media

  • Check

教育専門家に聞く!合格コラム

「受験生、今やっておきたいこと」

夏休みまでは焦らずじっくり学校の授業で受験に必要な力は養える

入試本番まですでに1年を切っています。思ったより短いですね。
しかし、まだ焦る必要はありません。皆さんは、その時期その時期でやっておかなければならないことを確実に実行しておけばいいのです。
そこで今号では、前半戦(夏休みごろまで)にやっておきたいことについて考えてみます。

スタートダッシュは重要だが、途中息切れでは...

「さあ、受験だ!頑張るぞ」
その意気込みは素晴らしいですが、途中で息切れしては元も子もありません。それにウォーミングアップもなしに、いきなり全力疾走するのは危険です。
まずはしっかり準備運動をして、徐々にペースを上げて行くことにしましょう。
本紙ではこれから毎月、「今何をやるべきか、今何が必要か」をタイムリーにお伝えしていこうと考えています。
さて、さしあたり考えなくてはならないのは、夏休みまでの過ごし方です。

夏休み以前は、受験中心の生活は難しい

部活をやっている人は春の大会、夏の大会と大事な試合が続きます。最上級生として部を引っ張っていかなければなりません。大変ですね。
それと、学校行事もいっぱいあります。これから修学旅行という学校も多いでしょう。
つまり、「さあ、受験だ!頑張るぞ」と思ったとしても、実際の生活は受験勉強中心にはなりにくいのです。
ですから、ここは焦らず、ただし、2つのことを確実に実行してほしいと思います。

分かろうという気持ちを育てられるか

一つ目は、学校の授業を受験勉強に利用することです。
よく学校の授業と受験勉強はまったく別のものと考える人がいますが、それは誤りです。学校の授業だけで志望校に合格した先輩はいくらでもいます。まったく別物どころか、ほとんどイコールと言ってもいいくらいです。
皆さんの中には、「学校の授業が分からない」、「先生の言っていることが分からない」と思っている人がいるかもしれません。困ったことですが、これをどうにかしないと成績の向上が期待できません。
これを克服するには、「分からない」と投げ出さずに、「少しでも分かろう」という気持ちを自分の心の中に育てることです。「分からない」と決めつけてしまうのは、自分の心の中に壁を作ってしまうことです。あるいはブレーキをかけてしまうことです。これでは前に進めません。
一度で全部を完璧に理解できないのは普通のことですから、あきらめたり投げ出したりしないことです。少しでも分かろうとする気持ちが大事なのです。そういう心が自分の中に育ってくれば、次第に授業が分かるようになり、受験勉強にもつながって行きます。

復習はすぐにやるから意味がある

二つ目は、家庭学習、特に復習の習慣化です。
授業を受けて家で復習、定期考査前にもう一度復習、受験前にさらに復習という具合に、同じことを3回以上やれば、たいていのことは頭に入ります。
逆に授業をしっかり受けず、家で復習せず、その状態で受験勉強をやろうとしてもうまく行きません。
復習のやり方がよく分からないという人は、机に向かって、その日のノートを読み返すということから始めてください。これだけでも十分復習になっています。ただし、その日のうちです。忙しいとか疲れているというのは認められません。
習ったその日は覚えているからいいではないかと思われがちですが、復習というのは覚えているうちにやるから意味があるのです。完全に忘れてしまってからやり直すのは復習とは言いません。
学校によっては間もなく中間考査かもしれません。授業は分かろうと努力する、その日のうちに復習する。この二つを実行しただけで、皆さんは今までより数段良い結果を残せるでしょう。