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教育専門家に聞く!合格コラム

「夏休み前にやっておくべきこと」 

夏の飛躍を準備するのは今だ 急成長した先輩たちは何をやってきたか

入試本番まですでに9か月を切っています。と言っても、まだ慌てる時期ではありません。
しかし、この時期にやっておかないと後悔することもあります。
また、今やっておくと後々の受験勉強が大変有利になる事柄もあります。
今回は、少し早めですが、夏休み前にやっておくべきことを考えてみます。

大切な夏休みを無駄にしないために

前号(5月号)で、夏休み前の過ごし方として、
①学校の授業を受験勉強に利用すること。
②家庭学習、特に復習を習慣化すること。
以上2つを皆さんにお願いしました。実行に移せているでしょうか。
今号では、それに加え、「入試の仕組みや制度について理解を深めること」、「入試問題にアプローチしてみること」、この2つをお願いしようと思います。
夏休みは、受験勉強全体の中で、大変重要な意味を持ちます。
しっかり準備をして迎えれば大きな飛躍を遂げられますが、何の準備もなく夏休みに入ると、ただ時間を浪費するだけに終わってしまうかもしれません。

大きな枠組みを理解し、その上で細かい情報へ

入試の制度や仕組みは、初めて受験を経験する皆さんにとって、非常に複雑なものに見えるかもしれません。
しかし、細かいことは別として、大きな枠組みを理解しておかないと、努力の方向を間違えてしまう危険性があります。入試では何が試されるのか。それを知ることで、これから何をすべきかが見えてくるのです。
制度や仕組みは、公立と私立で異なっていますが、例えば東京都の公立入試であれば、まずインターネットで「東京都立高等学校に入学を希望するみなさんへ」と検索してみてください。現段階では前年の資料が掲載されていると思いますが、これによって、だいたいの仕組みを理解することができます。
繰り返しますが、まず大きな枠組みを理解し、その上で細かい情報を集めるという方法をとってください。そうしないと、頭の中が混乱し、無用な不安を持ってしまいます。
自分で調べるという態度は好ましいものですが、分からないことや疑問な点はすぐに先生にたずねましょう。

過去問を手元に置いておくところから

次に、「入試問題へのアプローチ」についてです。あえて「アプローチ(接近)」という言葉を使っています。
おそらく「入試問題を解く」などと言うと、「まだ、やっても出来ない」という答えが返って来そうなので、そこまでしなくていいので、接近してみましょうと提案しています。
さあやろうと思ったとき、道具や材料をそろえることから始めるのと、あらかじめそれらを準備しておくのとでは実行のスピードがまったく違ってきます。
具体的には、入試過去問をとりあえず入手し、いつでも見られるように手元に置いておきましょうということです。
もちろん、できるところから少しずつ始められれば、それに越したことはありません。

言い訳する人としない人の違いだけ

夏休みの勉強については、もう一度次号(7月号)で詳しくお話することになりますが、今この時期になぜ夏休みの話題かというと、休みに入ってから、「さあ、何をやろう」と考えているようでは、大きな成果は期待できないからです。それは、スタートのピストルが鳴ってから準備運動を始めるようなもので、勝ち目はありません。
学校行事があるから、部活があるからと、勉強をやらない理由を並べるのはやめにしましょう。それがために受験勉強のスタートが切れないというなら、日本中の中学生は誰も勉強を始められません。
厳しい条件は、あなただけに課せられたものではありません。みんな同じです。違うのはただ一つ。あなたが「言い訳をする人かしない人か」というだけです。
さあ、一日も早く受験勉強の体制に入りましょう。