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教育専門家に聞く!合格コラム

「いよいよ本番、最終アドバイス」

すべての力を出し切りそれぞれの目標を達成しよう

約1年間、受験生の皆さんにさまざまな入試情報・学校情報をお伝えしてきましたが、2018年度はこれが最終号となります。
ご愛読いただき心から感謝いたします。
残された日々を悔いの残らないように過ごし、皆さんが最高の結果を出してくれるよう祈っています。

まずは1月22日、私立入試から

いよいよ入試本番。1月22日から私立の入試が始まります。
直前2~3日は勉強時間をやや減らし、疲労を残さないようにしましょう。
頭と身体の疲労をとってあげる一番の方法は睡眠です。勉強時間を減らした分、テレビやゲームの時間が増えたのでは意味がありません。いつもより30分か1時間早く寝るようにしましょう。 
インフルエンザの流行期に入っていますから、手洗いとうがいを励行しましょう。体調が思わしくないと感じたら、無理をせず休みましょう。無理をして長引かせるより、思い切って1日か2日休んでしまうことです。

出来なかった問題のチェックを忘れずに

私立の入試結果は、中1日程度で出ます。私立第一希望の人は、合格すればここで受験勉強は終了ですが、それは精神的なプレッシャーから解放されるということであって、勉強自体が終わるわけではありません。学校の授業はまだ続きますし、高校入学後のことも考え、弱点や不得意の克服に努めなければなりません。また、これから公立入試に挑む人たちへの配慮も忘れないようにしましょう。
公立第一希望の人は、私立入試1か月後が本当の勝負です。
私立入試が終わると、少しほっとした気分になるかもしれませんが、できるだけ短期間で、再びエンジン全開にしてください。
私立入試と公立入試では、問題内容や出題・解答方式が異なります。たとえば、私立では全問マークシート方式の学校も多いですが、公立入試には記述・論述問題も多く出題されます。ただし、中学3年間で習った内容を問うという点ではまったく同じです。
形式は違っていても内容的には同じという問題が公立入試でも出るかもしれません。ですから、出来なかった問題の「やり直し」は必ずやっておいてください。

曖昧な知識より確実な知識

本番が近づいてくると、不安から、つい「あれもこれも」と手を出してしまいがちです。
気持ちは分かりますが、実際のところ、曖昧(あいまい)な知識やうろ覚えの知識は、本番でほとんど頼りになりません。
本番で自分を助けてくれるのは、「十の曖昧な知識より、一の確実な知識」です。
受験生に「大丈夫?分かっている?」と尋ねると、「たぶん」とか「まあまあ」といった答えが返ってくることがあります。これがここで言っている「曖昧な知識」です。それらを「絶対に大丈夫」と言い切れるまでにしておきましょう。

すべてのテストのやり直しを

直前の勉強法について一つの提案です。
過去問中心の勉強になると思いますが、これに、この1年間受けてきたさまざまなテストのやり直しを付け加えるといいでしょう。これには、学校の定期テストも含まれます。
これまで受けてきたテストで、あなたが出来なかった問題。それがあなたの弱点です。テストは成績をつけたり、偏差値を出したりするだけのものではありません。あなたが克服すべき課題を教えてくれているのです。以前に間違った問題を本番でまた間違ったら、これほど悔しいことはありません。テストが終わるごとに復習をしてきたとは思いますが、念のため、もう一度見直しをしてみてください。

入試に敗者はいない

合格すれば勝者、不合格なら敗者。一般的にはそうでしょう。
ですから、残された時間、全力を尽くして勝者になることを目指しましょう。
しかし、ものごとは結果だけでなく過程(プロセス)も同じくらい大切なのです。
これから出る結果が皆さんにとって好ましくないものであったとしても、それによって過程(プロセス)までもが否定されるわけではありません。なぜなら、努力の足跡は、血となり肉となり皆さんの中に残るからです。そしてそれが次の飛躍の糧(かて)となります。
結果には「時の運」という要素も含まれますが、過程(プロセス)はすべて皆さんのものです。無題になる努力はありません。
友達同士励まし合って、入試を乗り切ってもらいたいと思います。