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編集部が行く!

クラーク記念国際高校 aiboを題材にロボット教育を学ぶ

2月1日、クラーク記念国際高校秋葉原ITキャンパスで、ソニー株式会社の全面協力で「aibo」を題材に
「ロボット開発最前線」をテーマにした公開授業が行われた。
ソニー株式会社からは、aiboの開発者の森永英一郎氏を招き、同校のロボット工学の基礎を学ぶ
「ロボット専攻」コースの1 ・2 年生8名と昨年の暮れに発表された最新のaiboも参加し行われた。

先ずは、1993年の開発の構想から6年後の1999年6月に誕生した、aiboの歴史から学んだ。
構想開始は今から25年前、授業を受ける高校生たちの生まれる前で、当時のソニーの家電などの紹介も
交えた説明は、高校生も興味深く聴いていた。その後、2006年3月に5代目の生産が終了した。
5代目の生産終了から現在に至る12年の間に、ロボットが工場での生産活動で利用されるだけでなく、
一般に家庭に入り込むまでに環境・技術の変化が進んだ。

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最新のaibo開発には、アクチュエータの小型化と駆動力強化、センサー類の強化、aibo本体の頭脳とつながる
クラウド側との連携とAI化と認識力といった、技術の進化が大きなポイントと言う。
新製品の開発にあって、森永氏は「これが欲しい」と思えるものを作ろうと決め、「感性の価値」を追求し、
AIを活用した知的要素の導入など、aiboの目指す世界を話してくれた。

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続いて、森永氏の開発者としての3つの心得を高校生に熱く話してくれた。
・常識が開発の妨げになる、と常識を疑うことで新しいヒントが生まれる
・分析を繰り返し、オリジナルなアイディアを加え半歩先を歩む
・9年後に3つの得意分野を持った、100万人のひとりの人材を目指そう! 3年を目標に1つの分野で
100人のひとりの人材を目指し、これを3回・3分野繰り返すことで、100人*100人*100人=100万人の
ひとりの人材になる。と、これから様々な分野で活躍が期待される高校生にヒントなるたくさんのアイディアを
教えてくれた。

生徒たちは常に興味を持ち、森永氏の話に耳を傾けながらメモを取る様子が印象的であった。
最後の質疑応答では、生徒からも専門的な質問もあり、同校のロボット専攻で学ぶ生徒の意識の高さに驚いた。
また、森永氏は最後に、ライバルや一緒に取り組む仲間を作り、色々な大会に参加することを勧めて、
公開授業を締めくくった。

クラーク記念国際高校では、キャリア教育の一貫として各キャンパス、専攻コース毎に社会で活躍中の方を
講師として招いて随時こうした授業を行っている。