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編集部特選!

学校法人 東洋大学 京北高校(東京都北区)

新生京北 改革2年目の躍動
新しい教育の創造
東洋大学の附属校推薦枠導入を決定現
(中学3年生より)

東洋大学との合併を機に、仮校舎の北区赤羽台で第二の創立を掲げ、学校改革を進めてきた京北高等学校。いよいよ、新校舎群の構想が固まり、具体的な教育体系も各方面で着々と成果を上げ始めた。平成26年度の入学生は、入学時点から新しい教育体系で学び、2年次には文京区白山の新校舎に移転する。

合併は、兄弟同士。時代の要請

明治31年に東洋大学の開祖でもある井上円了博士によって創立された京北学園は、112年間の歴史を経て、平成23年に東洋大学と合併した。
戦前には、都内有数の進学校であり、戦前・戦後を通じ多くの文化人、実業家を輩出した実績のある伝統校でもある。
もともと昭和26年に東洋大学から独立した経緯があり、今回の再度の合併が双方の今後の発展を期してのことであることは言うまでもない。

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第二の創立は人、校舎、共学化

東洋大学との合併と同時に、文京区白山の地から現在の北区赤羽台に仮移転した。さらに、27年春には、白山の地に戻ることになる。
最新の設備を誇る新校舎、共学化が「第二の創立」の柱になる。 
また、教育の面では、都立桜修館中等教育学校の創立を指揮し、その後日比谷高校の再生に尽力するなど都立高校の校長を歴任し、数々の改革を手掛けたことでも知られる石坂康倫先生を、昨年4月新校長に迎えた。
従来の京北高校の伝統を活かし、新しい教育を創造していくのに最適の人事といえよう。


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夢の学校創りを目指してまずは理念の再構築

学校の設立理念は、「諸学の基礎は哲学にあり」。哲学とは中学生にはなじみのない学問だが、何のために人は生き、また向上心をもつのか、さらには善悪の感情など、実験や実習では検証できない分野の学問であり、我々の生活のあらゆる面で存在する問題とも言える。
京北高等学校では、この哲学の理念を「思考する力と態度の育成」、「幅広い視野を養い、国際社会で活躍する素養の育成」、「人間性溢れる豊かな感性の涵養」として、教育方針のトップに据える。
学力の向上は勿論だが、それよりも豊かな人間性こそが最も重要と宣言しているようにもみえる。
設立の理念を改めて現代に解釈し直して学校再生を期すということだ。


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新校舎群と教育プロジェクトの躍動

「新校舎は地上4階。地下には、体育館を建設します」構想が固まり詳細設計に入った新校舎について、石坂校長は「生徒たちの使いやすさが一番」を強調する。
高台に位置する校舎は広々としてとても明るく、地下の体育館は、全国有数の強豪であるバスケットボールの国際試合ができるコートがとれる他、バレーボールコートとしては2面とれる広さを持つそうである。
教育プロジェクトでは、K--プロジェクト(京北に改革をかけて命名)が発動した。
①大学進学実績の躍進。
②グローバル社会に対応した教育として、英検・GTEC・TOEFLなどを積極的に活用した英語教育の充実。③国際的視野を養うための留学制度の強化、国際機関などと連携した特別学習、海外への体験旅行の充実。
④スタディサポートを活用したキャリア教育の推進。
⑤文武両道の推進。など学校活動の全領域にまたがる内容の創造である。
大学進学の躍進では、東洋大学との高大連携(大学講義の受講や単位取得)、英語教育では、英語のみしか話すことができない英語ルームの設置や、ネイティヴの先生の活用、国語教育における論理的思考力の育成など、その見直し、工夫、実践には、現在も全教職員のたゆまぬ努力が続けられている。


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本当の教養を身に付けた国際人の育成を目指す

さらに、石坂校長の今後への方針の中には「全科目履修型の教育」が置かれる。
「大学入学を目指すだけならそれほど難しくはない。将来を見据えた大学選びこそが大事である」と石坂校長は断言する。
そのための授業力向上を目指し、今年度、教科担当教員に大学入試センター試験および東京大学をはじめとする国公立大学、早稲田・慶應などの難関私立大学の入試問題の3年分を研究しておくことを指示した。
「我々の目指すところは、大学に合格させることだけではなく、本当の教養を身に付けた国際人の育成です」と石坂校長の理想は高い。
 

「東洋大学以上」と言えるように

大学進学実績の目標は、25%国公立早慶上理、50%GMARCH、25%を日東駒専。来春の新入生から5割以上の生徒が系列の東洋大学への進学が可能となる予定だが、目標はそれを大きく上回っている。
教育の体系化を行うとともに、成果の検証、校舎・施設のインフラ整備、共学化とそれに伴う制服の改定、次々に第二の創立に向けての舞台設定が整ってきた。
伝統ある進学校が林立する文京区で、新しい星が輝く日も近い。
なお、兄弟校の白山高等学校は、現在、募集を休止しているが、29年を目途に新たな普通科の共学校として生まれ変わる予定となっている。こちらも第二の創立ということになろう。

京北高等学校プロフィール

所在地:東京都北区赤羽台1-7-12
連絡先:TEL 03-5948-9113
交通案内:JR線 赤羽駅 徒歩:9分
ホームページ:http://www.toyo.ac.jp/keihoku-hs/
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