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ワイズメディア最新号

「平成30年度入試がスタート」

2017年3月号ダウンロード

カギを握るのは前半戦
差をつけるのは今、差を縮めるのも今

受験の主役が交代。4月からは、いよいよ現2年生の皆さんが受験生と呼ばれるようになります。
長いようで短い入試本番までの月日。本紙では、その時々で受験生が必要とする情報をタイムリーにお届けしていきます。
皆さんがそれぞれ最高の結果を出してもらえるよう応援します。


横一線のスタートではない
4月からは受験生と呼ばれることになる皆さんには、最初に厳しい現実をお伝えしておかなければなりません。
3年生になると、先生にこんなことを言われるかもしれません。
「さあ、受験だ。頑張ろう」
いや、言われなくても分かっていますね。
さてこの時、皆さんは全員が入試当日に向かって一斉にスタートするような印象を持つかもしれません。
たしかに気持ちの上ではそうです。しかし実力的にはどうでしょう。
中学に入ってから2年間、うんと頑張ってきた人と、ちょっとサボり気味だった人がいるはずです。ですから、「ヨーイ、ドン」でスタートするとしても、横一線のスタートではなく、前から後ろまで、縦に長い状態でのスタートになるのです。別の言い方をすれば、スタート時点ですでに差がついているということです。厳しい現実というのはこのことです。

実際に起きている逆転劇
これから先、すべての受験生がまったく同じ努力をしたとします。すると、前を行っている人を抜くこともなければ、後ろから来る人に抜かれることもありません。
ところが実際にはそうではありません。3年になってグングン成績を伸ばし、いつの間にか先頭グループに顔を出す人もいれば、前の方からスタートしたはずなのに、気づいたらずっと後ろの方に下がってしまう人もいるのです。
いったん整理します。
「3年になった時点ですでに差がついている」
「しかし、実際には逆転劇が起きている」
この二つを頭において、これからのことを考えましょう。

夏休みまでの前半戦がカギ
皆さんの中に、「自分はだいぶ後ろの方からのスタートになるな」という自覚がある人がいたら、つまり、「1年2年で少しサボり過ぎた」と反省している人がいたら、前半戦が勝負です。
前半戦というのは、夏休みが終わったあたりまでと考えましょう。
ラストスパートという言葉がありますが、受験生は全員ラストスパートしますから、後半になればなるほど逆転劇が起こりにくくなります。ですから前半戦がカギです。
前半戦は、まだ部活も現役続行中ですし、修学旅行などの学校行事もあったりしますから、周りを見ても受験ムード一色にはならないでしょう。
それはそれで構わないのですが、そういう中でも、せめて学校の定期考査前は計画的、集中的に勉強するように心がけてください。実力テストや模擬テスト、あるいは小テスト、宿題テストといった目の前の目標に全力でぶつかる。その繰り返しの中で自然と実力が向上して行くのです。

基礎は授業で作られる
勉強は基礎が大事。
このことを否定する人はいないでしょう。
では、基礎はどうやって身につけるか。
それは学校の授業です。なにしろ毎日のことですから、これに勝るものはありません。
よく学校の授業は受験には結びつかないと言う人がいますが、そんなことはありません。授業こそ最強の受験勉強です。これに家庭学習が加われば完璧です。
塾に通っている人も多いと思いますが、本来、塾での勉強は学校の授業を補うものではなく、家庭学習を補うものです。学校で習ったことを家で復習する。あるいは、その部分を入試問題で試してみる。これを家で一人でやるのが大変なので塾の力を借りる。そういうものです。
学校の授業をおろそかにした逆転劇はあり得ません。