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平成30年度 私立高校入試変更点

2017年10月号ダウンロード

私学は、大学入試改革が視野に! 教育内容もチェックしよう

30年度入試に向けて、私立高校の募集要項が出そろった。
現中学3年生が大学入試を迎える時、大学入試改革が実行される。まだ、決定されていないことも多いが、大方針に向けて、舵を切る私立高校は、増加しているようだ。
学校ごとの変化では、浦和麗明が共学化を実施するほか、共学化、コースの新設や改編が相次ぐ。
気になる高校の、説明会や相談会に参加して情報収集をしておきたい。

志望する私立高校の入試変化に注意

県内私立高校の平成30年度入試変更点では、学科・コースの改編を行う高校が多い。
コースの新設や再編、あるいは、募集開始などは、学力レベルの変化の可能性も高く、高校選択に影響する。
また、現在の中学3年生が大学入試を迎える時から、大学入試の改革が行われる。
このため、大学入試の改革を視野に、教育改革を発表する学校が増加している。グローバル教育(※1)や授業でのアクティブラーニング(※2)、ICT教育(※3)の導入などだ。
希望する学校の説明会へ参加し、入試制度や基準・目安だけでなく、授業時間や教育の特色などを聞き取ることが必要となろう。
岩佐教育研究所が9月中旬までに、県内私立の主な変更点をまとめた。まだ調査中のため、必ず該当の学校の入試情報を確認してほしい。
※1 国際的な視野を育む教育。
※2 教師による一方的な授業だけでなく、生徒参加型授業を指す。
※3 コンピューターやインターネットなどの情報通信技術を活用して行う教育。

■ 共学化
○ 浦和麗明(さいたま市)
■学科・コースを変更する学校
○ 浦和麗明(さいたま市)→調理パティシェを停止。特選Ⅰ類、特選Ⅱ類、特進Ⅰ類、特進Ⅱ類、進学、保育進学の6コース制に再編。
○ 浦和学院(さいたま市)→特進類型の4コースをT特、S特、特進の3コースに再編。
○ 淑徳与野(さいたま市)→S類にMS(マルチスタディ)コース新設。
○ 星野・共学部(川越市)→総合教養コース募集停止。
○ 東邦音大附東邦第二(川越市)→作曲専攻を新設。
○ 細田学園(志木市)→選抜コースを選抜G、選抜L再編の2コースに再編。
○ 大妻嵐山(比企郡)→
スーパーアドバンス、選抜クラスをスーパーアドバンス、大妻グローバルの2コースに再編。
○ 正智深谷(深谷市)→特別進学、総合進学、スポーツの3系統を特別進学(S・H)、総合進学(I・P)の2系統4コースに再編。
(9月20日判明分まで)

学校移転・定員増・新校舎にも注目

28年度以降、県内私立入試では、校舎を移転・新校舎建設などした学校が注目された。
浦和ルーテル(浦和市)は、27年1月に浦和美園に、淑徳与野(与野市)は、27年4月に新都心に移転、小松原(浦和市)は、27年4月に越谷レイクタウンに移転、同時に校名変更(叡明へ変更)と共学化を実施した。
通学地が変わったことで、入試地図が変わったと言われる。
移転した学校への、受験生の地域変化が見られたようだ。
また、29年度入試では、秀明(川越市)で、自宅通学が認められ話題となった。
30年度では、大きな変更点はないが、新校舎での授業が開始されている細田学園、埼玉栄、建築中の浦和麗明などが人気を集めそうだ。
また、県の方針で、28年度では、浦和ルーテル学院、狭山ヶ丘、昌平の3校の募集定員の増になり、29年度では、細田学園、城北埼玉で定員増が実施された。

第一回の進路希望調査が志望校選択のスタート

中学校を通じて、皆さんの第一回進路希望調査が実施された。
例年のことだが、はっきりと目標校が決まっている人がいる反面、まだ漠然としている人もこの時期では多い。
この結果は、11月上旬に新聞紙上で公立高校の学校別志望状況として発表される。
学校説明会や私学の個別相談に臨み、模擬テストに参加して、志望高校は変化していくため、高倍率になっていても驚く必要はない。
第二回目の進路希望調査が12月の中旬に実施される。この時点では、多くの受験生が、志望校を決めているようだ。
前年度の入試では、12月15日現在の志望校調査で公立志望とした人が、卒業予定者の72・9%で、その内98・5%がそのまま公立に出願していた。
むろん出願まで2ケ月以上あり、志望校変更もあるため、志望校の変化はある。

私学独特の入試制度を研究しよう

30年度入試に向けて、県内外の私立高校の入試説明会が佳境に入った。
これらの説明会に参加することで、各コースの内容、教育課程、進学実績などの詳細な情報を得ること、校舎施設の見学をするなどの他に、入試の種類や基準などの情報が得られる。また、同時に実施される個別相談では「合格の可能性」などを聞くことができる。
各校では、推薦・専願・単願などの第一志望者を対象とする入試と、公立との併願を前提としての入試を設けている学校が多い。また、ほとんどの学校で、第一志望者と併願での受験生に対して、独自の優遇制度がある。
入試制度を調べ、これらの優遇制度を利用することが、私立受験で合格を勝ち取るカギとなる。