ys media

  • Check

ワイズメディア最新号

平成30年度 夏こそ受験生の最大のチャンスだ!

2017年7月号ダウンロード

進学相談会や説明会に参加しよう

6月に東京都は、平成30年度都立入試の日程と、入試の基本方針を発表した。
28年度入試では、第一次・分割前期入試を中心に、大きな改善か実施されたが、30年度では日程以外の変化はないと見られる。
一方、夏休み中には、都内全私立高校が出そろう「進学相談会」が実施され、各高校でも体験入学や学校説明会が予定されている。
部活の仕上げに、勉強に、志望校の選択に、受験生の夏がいよいよスタートする。

計画を立てて、夏に伸びよう

夏休みを境に、いよいよ受験で最も重要な、次期に突入する。
夏休みはおよそ40日間、9月の授業が始まれば、私立高校の推薦入試が開始される1月22日まで140日余りだ。
しかも、定期テストだけでなく、会場テストや校内実力テスト、各種の検定試験を受けながら、重要な志望校の選択が控えている。目の回るような忙しさになるはずだ。
部活から引退し、比較的自由な、夏休みは、勉強の仕方の見直しや、1・2年生の復習をするには絶好の機会だ。
苦手科目の克服に、得意科目の充実に、夏を有効に過ごしてほしい。

志望校の選択は、高校を見て、触れて、感じて

8月19・20日には、東京国際フォーラムで都内私学の「進学相談会」が実施される(注1)。 
今春から、私学へ進学する都内生への国と併せた助成金が大幅に値上げされた。家庭の年収目安が760万円未満の場合、44万円余りの授業料補助が出るというもので、入学金や施設費などの負担は継続するが、授業料は実質0円になる学校は多い。学費を気にせず志望校が選べるようになってきたことになる。
進学相談会には、気になる学校に、直接話を聞くチャンスとして参加してみよう。
都立・私立高校の学校説明会や相談会、体験入学、体験部活などの日程が、各学校のホームページなどで発表されている。
秋の文化祭とあわせて、高校の先生方や、先輩たちの高校生活に触れて、確信を持って志望高校を選択して欲しい。
注1・各種フェアへの参加者は、1・2年生も年々増えている。

都立は、第一次・分割前期の入試の理解から

28年度の入試から、都立全日制の一般入試の学力検査で、共通問題を実施する学校は、原則マークシート方式が採用されている。
また、学力検査と調査書の比率7対3(分割後期、二次募集は6対4)への統一化や、実技系教科の調査書点を2倍にするなどの変更が実施された。30年度では、大きな変化はない見込みだ。
ただし、進学指導重点校グループと進学重視型単位制高校グループは、入試問題を自校作成の形に戻される。
入試日程は、ほぼ前年を踏襲しているが、曜日の関係からか、3月1日の一般入試の合格発表日程も前年度より1日早まっている。

推薦出願:1月23日
受 験:1月26・27日
合格発表:2月1日
一般出願:2月6・7日
受 験:2月23日
合格発表:3月1日

一方、私立高校でも、推薦や併願優遇などの制度の具体的な内容や、その基準が決定し、説明会などで告知が開始されている。
都立の選抜基準や私学の入試制度を研究し始めること。各教科の評定や学力目安については、「自分なりの目標」を決めて、それを達成するために頑張ることなどが、これから夏休みに向けての皆さんの課題となる。

調査書は、ますます重要になった

調査書といえば、中学校での3年次の成績(各教科の評定、観点別評価)、総合的な時間の内容と評価、出欠の記録、諸活動の記録が記載されている。
都立高校の入試では、各学校が定める基準によって、評定もしくは観点別評価が点数化される。
推薦入試では、各教科の評定、または、その基になる観点別評価が選択され、学校ごとに定めるウェイトによって点数化され、作文・小論文、面接・集団討論、実技等の点数と合算され、選抜に使用されることになる。
一般入試では、学力検査に調査書の各教科の評定点が合計(実技系教科は2倍の予定)と、面接、小論文・作文、実技など(注2)が点数化され加算され選抜される。学力検査が重視されるのは勿論だが、各教科の評定も重要な選抜資料だ。
注2・学校によって実施しない検査がある。

前年の作文・集団討論などの、学校ごとのテーマが発表された

29年度に実施された推薦入試での集団討論、小論文、作文、実技検査のテーマが発表された。
集団討論では、オリンピック開催、自転車や電車のマナー、人工知能やインターネット、18歳からの選挙権など、テーマは多岐にわたっていた。
「東京は『おもてなし』の心にあふれる都市だと思うか→竹早・1日目女子」、「生徒会役員として近隣の老人会から依頼されたイベントの企画→北園」など、普段からニュース等に接し、自分の意見を持つことや、発表できることなどが必要となりそうだ。
また作文では,中学校での体験や将来への目標を与えられたテーマに沿ってまとめるという形式が目立った。
小論文では、「4種類の資料を根拠に2つの観点から、男性の育児休業取得率の低い要因についてまとめる→戸山」など、明らかに学力を問う形式が目立った。
これらのテーマの一覧表は東京都のホームページに掲載されているので、推薦入試を希望する人は、是非参考にしてほしい。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/29suisen_theme.h