令和2年度公立入試の選抜要項が発表され、公立高校の1日体験入学等の日程が発表された。
私立高校でも、各校のホームページなどで、学科やコース、入試日程や入試制度、さらに学校説明会・体験入学等の日程を発表している。
部活の仕上げに、勉強に、志望校の選択に、受験生の夏がスタートする。
夏休みが明ければ、いよいよ志望校の選択の時節となる。
こんな機会を生かして、情報を集め、学校生活を体験して、自分を伸ばしてくれる学校を、探してほしい。
公立高校の令和2年度入試の選抜要項が発表された。専門学科・総合学科では、前期100%となる学校・学科は多く、そのほとんどが後期選抜は実施されない。
私立高校も、学科やコース、募集人員、単願や併願などの制度や基準などが決まってきている。
公・私立高校ともに、説明会や、体験入学、部活体験など、学校を知る機会が提供されている。
また、9月16日には、幕張メッセ国際会議場で県内私学の私学展が、8月17・18日には、科学技術館で東京私学の進学相談会が実施される。
こんな機会に参加して、入試概要を知ると同時に、高校を知り、高校生活に触れ、志望高校を見つけていって欲しい。
31年度の前期選抜での各教科の平均点は、次のように発表されている。
(カッコ内は30年度)。
▷国語54.2(63.2)
▷社会56.6(52.9)
▷数学54.5(58.5)
▷理科60.6(60.0)
▷英語53.6(59.7)
5教科合計は、前年より約15点低い279.6点になった。
また、後期選抜では、
▷国語59.2(55.7)
▷社会65.8(56.0)
▷数学61.0(62.0)
▷理科61.6(67.5)
▷英語61.9(49.7)
全体では、309.5点と前年より18.6点上がった。
前期の合格者は、後期の学力検査を受けていないこと等を考えると、単純に平均点の高低で入試の難度を測ることは避けたほうがよさそうだ。
入試問題は、中学校での3年間の学習内容から満遍なく出題される。
過去の入試問題を見ておくことで、1・2年生の復習に取り掛かる準備ができるはずだ。
計画を立てて学力の向上を心がける時期に差し掛かっている。
調査書には、皆さんの中学校3年間の成績(各教科の評定、選択教科の評定、総合的な学習の記録)、生徒会や学級活動、部活動の記録、その他特記すべき事項、出欠席の記録などが記載される。
公立の入試で、特に重視されるのが各教科の評定だ。
調査書の3年次は12月中旬に各教科の評定が確定し、出欠の記録は、12月の末時点で確定される。
一方、私立高校では、単願・併願の基準に調査書の評定を使用する学校は多い。
調査書の各教科の評定は、観点別評価を基にして決定される。観点別評価の、「興味・関心」に注目しておきたい。日々の授業に臨む態度、宿題の提出などは、重要な評価の対象となるのだ。最後の「知識・理解」については定期テストが大きなウェイトを占める。
それ以外の項目は、授業に集中して参加できたかが評価される。
各教科の評定をあげるためには、これから受験まで、中間テストや期末テストだけでなく、日々の授業も真面目に、積極的に取り組む必要があるということだ。
宿題や課題などの提出にも注意してほしい。
夏休みはおよそ40日間、9月の授業が始まれば、私立高校の入試が開始される1月17日まで138日程しかない。
その中で、実力養成をしながら、定期テストや、会場テスト、校内実力テスト、各種検定などを受け、さらに、各高校の文化祭や説明会に参加し、志望校を見つけるなどの重要な事項が控えている。
部活から引退し、比較的自由な、夏休みは、勉強の仕方を見直し、1・2年生の復習をするには絶好の機会だ。