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入試情報
2022.9.30

〈2023年度入試〉10月のテーマ「勉強法を見直そう」努力を結果につなげよう

無理だとあきらめたら、その瞬間、可能性はゼロになる
勉強法を見直し、努力を結果につなげよう

早いもので入試本番まであと3~4か月となりました。そろそろ残り時間を意識しなければなりません。
勉強には最適なシーズンを迎えた今、努力が結果に結び付くように、いま一度作戦計画を練り直しましょう。
今回は、そのためのヒントをお届けします。

そろそろ目指すゴールが見えてきた

めっきり涼しくなってきましたが、受験生の皆さん、体調はどうですか。暑くもなく寒くもないこの時期は、勉強するには最適と言えますが、意外と体調管理が難しい時期ですので風邪などひかないように注意してください。もちろん感染症対策も怠りなく。

さて、入試本番まであと4か月を切りました。目標とする試験はそれぞれ異なるでしょうが、残り時間は、あと3か月から4か月といったところでしょう。

目指すゴールがおぼろげに見えてきた今、残り時間を意識した計画的な学習が求められます。

この先は一分一秒たりとも無駄にはできないので、気持ちを引き締めて毎日を過ごしましょう。

 

残り3か月で何ができるか、何をすべきか

3か月という時間を長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれですが、それはさておき、ここでいま一度、作戦計画を練り直してみましょう。

まず考えなくてはならないのは、志望校合格のために自分に欠けているもの、あるいは不足しているものは何なのかを冷静に見つめてみましょう。残された数か月は、それらを補うための時間です。その際、自分の判断に自信がなければ先生に相談してください。

「数学の力をつける」というような大ざっぱなものではダメです。数学のどの単元が弱いのか、どういう種類の問題が苦手なのか、そこまで考えて勉強の目標を定めます。簡単そうに見えて、案外こうしたことが出来ていない人が多いので『計画は出来る限り具体的に』ということをまずお伝えしておきます。

次に残り時間の計算です。数か月間ですべての課題が解決できればそれに越したことはありませんが、時間的に困難という場合もあるでしょう。その場合、これは絶対にやる、これは可能な限りやるという具合に、重要度に差をつけなければなりません。つまり『優先順位をつける』必要があるということです。

作戦計画を練り直すときは、具体性と優先順位のふたつを忘れないようにしてください。

 

結果はやってみなければ分からない

この時期、受験生から寄せられる質問で多いのは「今からでも間に合うか」というものです。

気持ち的には「大丈夫、今からでも間に合います」と言ってあげたいところですが、実際のところ「やってみなければ分からない」のです。

ですから受験生の皆さんには、間に合うと信じてやってもらうほかありません。

無理と諦めて努力を放棄してしまえば間に合う可能性はゼロです。しかし、間に合うと信じて努力を続ける限り、可能性がゼロになることはありません。あとは皆さんの考え方次第です。

 

これからは過去問演習中心に

具体的な勉強方法にも触れておきましょう。

入試問題は出題範囲が明確です。教科書の範囲内からしか出ないという意味で明確です。また、出題の仕方なども年度ごとに大きく違うことはありません。

したがって、過去問を研究することが非常に大きな意味を持ちます。

いろいろな勉強の仕方がありますが、これからはその中心に過去問演習を置くべきでしょう。

過去問は5~6年分をやっておけばいいでしょう。あまり昔までさかのぼると教科書が今とは違っていたりするので、その程度で十分です。

問題を解いて採点するだけでなく、出来なかった問題は必ず教科書に戻って確認してください。ここが過去問演習の最大のポイントです。

自信が無い人は、最初は教科書を見ながらでもかまいません。テストではないのです。時間もあまり気にする必要はないでしょう。本番が近くなったら時間配分を覚えるために時間も意識しながらになると思いますが、それはもう少し先でも大丈夫です。

何回やるかは人それぞれです。教科書などに頼らずにすべて解けるようになれば、そこがゴールです。

仮に1日1教科ずつやっていくと、1週間で1年分といった見当ですから、5年分やるのに1か月はかかりそうです。これを2~3回繰り返そうと思ったら、今すぐ始めても決して早すぎるということにはなりません。手遅れということにならないようにしましょう。

(よみうり進学メディア編集部)

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