個別相談を実施させていただき、模試の結果を拝見することが多いのですが、模試ごとの偏差値にばらつきがある人が多い印象です。おそらく模試当日のコンディションが関係しているのだろうと思います。この冬、入試本番に実力を発揮できるようしっかり準備をしておきましょう。体調管理はもちろんですが、試験開始時間に頭がフル回転できるよう、朝型の生活スタイルにするなど心掛けてください。
「ケアレスミスが多い」という悩みもよく聞きますが、ケアレスミスが多い人は普段の生活から注意力不足という傾向があるように思います。ミスを防ぐには、試験の時だけ注意していれば防げるというものではありません。生活全体、普段の生活から、細かいことに注意するよう心掛けてください。テストでも視野を広く、細部を意識することで改善することが出来るかもしれません。
勉強するのはもちろんですが、睡眠をしっかりとる事も大切です。ひと昔前には「四当五落」と言い、睡眠時間を4時間に削り勉強した人が合格し、5時間も寝ていた人は不合格になるという意味の言葉がありました。しかし、今では睡眠不足のデメリットがとても大きいことが分かっています。脳が疲れ、認知能力が低下するそうです。皆さんは、しっかり睡眠をとったうえで学習するスタイルを確立しましょう。
記憶の定着には、睡眠は大きな役割があると言われています。寝ている間に短期記憶が整理され、長期記憶へと置き換わっていくのです。ですから暗記科目は寝る前に反復学習し、思考力が要る科目は朝から取り組むといったスタイルは効果的かもしれません。
体を使った学習も効果的です。英語音読が代表的ですが、場合によっては国語、数学なども声に出して行うことで定着度合に差が出るかもしれません。単語の学習ですが、毎日実施してください。どの教科にも言えるのですが、特に英語と数学は毎日やらないと感覚が鈍ります。皆さんも部活などで経験があると思いますが、数日練習を休んだ後の状態と同じです。1日5分でも良いので入試本番まで毎日続けましょう。
時間に余裕を持って行動することは当たり前です。脳を動かすには大変なエネルギーが必要です、食事はしっかりとって試験会場に向かってください。ただし食べ過ぎには注意です。
あとは服装にも気を使いましょう。会場によっては暑すぎたり、寒かったりする可能性があります。温度調節のため着脱できるものを持参してください。
(寄稿/よみうり進学メディア編集部)
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