よみうり進学メディア

入試情報
2022.12.27

〈2023年度入試〉1月のテーマ「受験生の皆さんへ最終アドバイス」-時間はまだある、最後まであきらめずに

今月のテーマ「受験生の皆さんへ最終アドバイス」
時間はまだある、最後まであきらめずに
今の頑張りは高校入学後も生きる

この1年間、受験生の皆さんにさまざまな入試情報・学校情報をお伝えしてきましたが、3年生向け新聞形式(学校配布版)は1月号が最終号となります。
今後はWEB版「よみうり進学メディア」で各校の入試情報を随時情報発信する予定です。
皆さんがそれぞれ最高の結果を出してくれるよう心から祈っています。
受験生の皆さん、いよいよ入試本番です。
東京都・埼玉県・神奈川県の私立高校入試は1月22日から、千葉県1月17日からです。また、公立入試も、それからだいたい1か月後に迫っています。

 

埼玉県「第2回進路希望調査」は実際の倍率に近い

埼玉県では例年、1月10日過ぎに第2回進路希望調査の集計結果が発表されます。これは昨年(2022年)12月15日現在での調査結果です。

第2回調査は、学校での面談を終え、模試データや学校の成績もある程度出揃った段階での調査です。また、説明会や相談会参加で希望校も絞られていると思われます。したがって、第1回と比べると実際の出願に近い倍率が出る可能性が高いと言えます。

ただ、そうは言っても1か月前の調査結果ですから、それだけを見て、慌てて志望校を変えるのはお勧めできません。冷静に受け止めてください。

 

私立入試終了後が危ない

私立が第一希望の人は1月中には進路が決まり、受験勉強から解放されます。一息ついたら中学校の総復習や高校の予習に取り組んでください。

公立が第一希望の人は、さらに1か月、全力で受験勉強に取り組みます。私立に決まった人との差はわずか1か月ですが、後々、日数以上の差となって現れます。進路が決まっても気を抜き過ぎないように注意してください。

公立が第一希望の人は私立入試後もまだまだ受験勉強が続きます。しかし、私立の入試が終わると少しほっとした気分になり、勉強ペースが落ちてしまうことがあります。また、僅かではありますが、公立を断念してそのまま私立に切り替えてしまう人もいます。あと1か月の頑張りですから、仲間と励まし合って乗り切りましょう。

 

学力検査で逆転できる

埼玉県の公立入試は、たとえ調査書点(内申点)が足りなくても、学力検査での逆転が十分可能な仕組みになっています。裏を返せば、調査書点が高くても安心できないということでもありますが、とにかく、これから先は、当日の学力検査で1点でも多く取ることだけを考えて勉強しましょう。

今さら上りも下がりもしない調査書点のことを考えるのはやめましょう。

 

慣れ親しんだスタイルをそのまま続ける

入試直前で大事なのは、今までのやり方を変えないことです。新しいことを始めるのも良くありません。

勉強のやり方を変えると、それが定着して効果を発揮するまでに時間がかかり、それまでに本番がやって来てしまいます。今まで慣れ親しんだやり方を貫いたほうがいいでしょう。

また、不安から、あれもこれもと手を広げてしまうのも、直前の受験生にありがちなことです。新しい問題集に手をつけるより、今までやってきた問題集をもう一度やったほうが合格に近づくでしょう。

 

模試などの解き直しは効果的

直前にやっておきたいことのひとつは、これまでに受けてきた模試などの解き直しです。本番で全く同じ問題が出ることはないと思われますが、内容や形式において、非常に近い問題が出る可能性があります。

一度間違ったり出来なかったりした問題を本番でもう一度間違ったら悔やんでも悔やみきれません。

 

最後は総合力の戦い

昔から「心技体」という言い方があります。勝負に必要なのは心と技と体です。

知識があっても、気持ち的に不安があったり迷いがあったりすると力が発揮できません。また、体調が悪ければ力が出ません。

1分1秒たりとも無駄にできない時期ですが、だからといって睡眠時間を削るようなことはやめましょう。しっかり寝て、冴えた頭で勉強しましょう。ところどころ楽しいことも入れましょう。その方が集中力も高まります。本番当日を体も心も疲れ切った状態で迎えるようなことがあってはなりません。ベストコンディションで臨めば、必ず自己ベスト(自己最高得点)が出せるでしょう。

冒頭でも触れましたが、本紙の今年度発行は最後となります。出願時における倍率情報などは引き続きWEB版でお伝えすることになります。

受験生の皆さんのご健闘をお祈りいたします。

(よみうり進学メディア編集部)

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