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入試情報
2023.3.9

〈2024年度入試〉3・4月のテーマ「新・受験生となる皆さんへ」-令和6年度

新3年生の皆さん、次は皆さんの番です
残りはあと10か月、早めのスタートを

2023年度の首都圏高校入試においては、主な試験日程が終了しました。
それは同時に、新たな入試シーズンの到来ということでもあります。
「本番まであと1年」と言いたいところですが、
実は約10か月後には2024年度入試が幕を開けます。
今日のこの日を、受験生活のスタート日としてください。


まずは前年度(2023年度)の入試状況から。公立高であっても、高校入試は各自治体で日程も仕組みも異なります。都県別(東京都、埼玉県、神奈川県)でお話します。


■東京都:早くスタートを切った人が勝ち
東京都立高校入試は、2月21日に第一次及び分割前期の学力検査、3月1日に合格発表が行われました。このあと分割後期及び第二次等の試験が行われますが、主要な日程はほぼ終了しました。

さまざまな面で新型コロナに影響を受けてきた皆さんの中学校生活ですが、高校入試に関しては、3年度に都立入試や一部私立入試で出題範囲が縮小されたことを除けば、コロナ以前とほぼ同様に実施されてきました。

ただ、高校選びに欠かせない説明会や相談会、進学イベントなどはコロナの影響を大きく受けました。回数が減ったり、人数制限されたりしたため、思うように活動できなかった受験生が多かったようです。

しかし世の中全体の社会活動は、ようやくコロナ以前に戻りつつあります。令和6年度入試に向けては、さまざまなイベントが以前のように活発に行われるようになるでしょう。

現中学2年生の皆さんが受けるのは令和6年度入試(2024年度入試)です。この数字は覚えておいてください。皆さんが高校に入学するのは令和6年(2024年)4月なので、そのための入試ということで、このような呼び方になります。

都立入試日程は正式には5月ないし6月の発表になるとみられますが、ほぼ例年通りと考えて差し支えないでしょう。とすれば、もっとも早い日程は1月下旬からの推薦入試ということになります。

来年と言うと遠い話のように感じてしまいますが、今から(3月上旬)カウントすると、約10か月後には本番入試が始まります。もう1年を切っているのです。
新年度新学期からが受験生生活のスタートというのではちょっと遅すぎでしょう。
今すぐにスタートを切ってください。


■埼玉県:早くスタートを切った人が勝ち

埼玉県公立入試は、2月22日に学力検査、24日に面接・実技等、そして3月3日に合格発表が行われました。このあと一部の学校(募集人員に満たなかった学校)では欠員募集が行われますが、主な日程は終了しました。

さまざまな面で新型コロナに影響を受けてきた皆さんの中学校生活ですが、高校入試に関しては、3年度に公立入試や一部私立入試で出題範囲が縮小されたことを除けば、コロナ以前とほぼ同様に実施されてきました。

ただ、高校選びに欠かせない説明会や相談会、進学イベントなどはコロナの影響を大きく受けました。回数が減ったり、人数制限されたりしたため、思うように活動できなかった受験生が多かったようです。

しかし、世の中全体の社会活動は、ようやくコロナ以前に戻りつつあります。令和6年度入試に向けては、さまざまなイベントが以前のように活発に行われるようになるでしょう。

現中学2年生の皆さんが受けるのは令和6年度入試(2024年度入試)です。この数字は覚えておいてください。皆さんが高校に入学するのは令和6年(2024年)4月なので、そのための入試ということで、このような呼び方になります。

公立入試日程は昨年9月にすでに発表されています。学力検査が2024年2月21日、合格発表が3月1日です。県内私立入試についてはまだ正式な発表はありませんが、この十数年、常に1月22日からの実施となっているので、今回も変らないと思われます。

本紙の発行が3月上旬になりますから、そこからカウントすると、私立入試まで10か月と少し、公立入試まで11か月と少しです。いずれにしても1年を切っており、そう遠い話ではありません。
早めにスタートを切りましょう。


■神奈川県:早くスタートを切った人が勝ち

神奈川県公立入試は、2月14日に共通選抜の学力検査等、14~16日に面接・特色検査、そして2月28日に合格発表が行われました。このあと二次募集等一部の日程を残していますが、主要な日程はほぼ終了しました。

さまざまな面で新型コロナに影響を受けてきた皆さんの中学校生活ですが、高校入試に関しては、3年度に公立、私立の一部入試で出題範囲が縮小されたことを除けば、コロナ以前とほぼ同様に実施されてきました。

ただ、高校選びに欠かせない説明会や相談会、進学イベントなどはコロナの影響を大きく受けました。回数が減ったり、人数制限されたりしたため、思うように活動できなかった受験生が多かったようです。

しかし世の中全体の社会活動は、ようやくコロナ以前に戻りつつあります。令和6年度入試に向けては、さまざまなイベントが以前のように活発に行われるようになるでしょう。

現中学2年生の皆さんが受けるのは令和6年度入試(2024年度入試)です。この数字は覚えておいてください。皆さんが高校に入学するのは令和6年(2024年)4月なので、そのための入試ということで、このような呼び方になります。

公立入試日程は正式には4月以降に発表されますが、主要日程に変更がないことはすでに示されているので、6年度公立入試は、今年度と同じ2月中旬になると思われます。

他の都道府県の入試は直接には皆さんに関係しませんが、学力検査を伴う入試を全国でもっとも早く実施するのが神奈川県です。推薦入試などを含めればもっと早い日程の地域もありますが、5教科の学力試験をメインとする公立入試を真っ先に受けるのが神奈川県の受験生なので、その分入試への取り組みも早めなければなりません。


<ここからは全受験生共通、受験への取り組み情報です>

学校選びに必要な情報を収集する

前項で早めのスタートと言いましたが、これにはふたつの意味があります。ひとつは受験勉強のスタート、もうひとつが学校選びのスタートです。

後でもう少し詳しく説明しますが、受験勉強のスタートは今すぐ切れます。もしかしたら、もうスタートしている人もいるかもしれません。

新年度に入ると、さまざまな進学イベントが開かれ、また、各高校が独自に主催する説明会が盛んに行われるようになるので、これらへの参加を通して、志望校を絞っていくことになります。

ですから皆さんは、いつどこでどのようなイベントが開催されるのか、また、どの学校がいつ説明会や体験入学を開催するかなどの情報をしっかり収集しなければなりません。

これらの情報は中学校からも伝えられるでしょうし、本紙でも随時お伝えしていきます。しかし、何よりも大事なのは、自ら積極的に情報を取りにいく姿勢です。幸いなことに今の時代は受験生に必要な情報はすべて公開されています。学校選びのための情報収集も今日から始めましょう。

 

春休みを制する者が受験を制する

受験の世界では昔から「夏を制する者が受験を制する」と言われています。長期休業中の学習の重要性を説いた言葉です。もちろんこれはその通りなのですが、皆さんにはむしろ目の前に迫った春休みの重要性を強調したいと思います。

期間としては決して長くない春休みですが、学校の授業がなく、予習復習や課題に追われることがありません。ですから約2週間を自由に使うことができます。

ここではふたつの提案をしておきたいと思います。

まず、これまでの復習です。今まで習ってきたことの中に理解が不十分な部分ある人は、それを春休み中にやっておきましょう。具体的な方法としては定期考査の解き直しなどがいいでしょう。これまでの学習の完成度が高ければ高いほど、今後の展開が有利になります。

次に予習です。3年生の教科書が手に入ったら、ざっとでいいので読んでおきましょう。これも立派な予習です。3年生の最初の授業の時に初めて教科書を開いたというようでは、受験生としては、それだけで既に負けと言っても決して言い過ぎではありません。

本紙とWEB版とでこれから約1年間、その時々に必要な情報やアドバイスをお伝えします。
ぜひ活用してください。

(よみうり進学メディア編集部)

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