・いよいよ11月、志望校決定の時期が近付いてきた。既に、公立入試では「学校設定検査の内容 ※1」「学力検査の出題方針 ※2」「募集人員 ※3」「入試選抜実施要項 ※4」が発表されている。
・令和6年度入試では、「マークシート方式への移行 ※5」が決まり、一部の学校で「出願がインターネットを利用した方式 ※6」に変わるなどの変化がある。
・また、私立高校も「募集要項 ※7」が出揃った。
・今年も入試相談会や説明会などが、先着順の予約制等となっており、受験生の学校選択に影響が出ている。
そんな中だからこそ、ネット等を駆使して各高校を研究し、しっかりと目標を持ち志望校を選択してほしい。
■※1・2「学校設定検査の内容」「学力検査の出題方針」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高入学者選抜 「学校設定検査の内容」「出題方針について」等を発表-令和6年度
■※3「募集人員」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高「第1学年生徒募集定員」を発表-令和6年度
■※4「公立高校入試選抜実施要項」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高校 「県立高入学者選抜要項」を発表-令和6年度
■※5「マークシート方式への移行」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県公立高「入学者選抜マークシート式の実施について」-令和6年度
■※6「出願がインターネットを利用した方式」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高校「インターネット出願について」-令和6年度
■※7「私立高校の募集要項」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 私立高校「募集人数・募集要項」発表-令和6年度
一昨年から施行された、新しい学習の指針となる学習指導要領では、「グローバル」を合言葉に、「思考力・判断力・表現力」を重視すること、「コミュニケーション能力」「問題発見・解決能力」などを養うという大方針が発表されている。
読み取ること、聞き取ること、それを基に考えること、自分の言葉でまとめること、英語では「読む、聞く、書く、話す」という力が求められる。
このため、「資料文の提示」や「対話形式での出題」「自分の言葉で説明せよ」といった形式の問題が増えてきている。
国語の聞き取り検査、英語のリスニングテストなどで、公立高校も新しい教育に合わせた入試選抜に移行してきているのだ。
入試で重視される内容が変わったのだから、勉強の仕方も変わり、単に言葉や事象を覚えるのではなく、内容を理解し、自分の言葉で組み立てられるようにしておく必要がある。
1回の入試機会で、失敗が許されない入試だからこそ、過去の入試問題を解いておくこと、出題傾向や解答方法など、早めの対策が重要となるだろう。そんな対策を研究する時期が到来している。
6年度公立高校入試の変更点は、7月にマークシート方式が発表されたことに続き、10月に県立12校、市立3校で出願をインタ―ネット出願に移行することが発表された。
5年度入試では、県立千葉と東葛飾の2校で実施されていたが、その結果を受けての拡大と考えられる。6年度は15校だが、現在の中学2年生が受験する7年度入試では
さらに拡大される可能性があるだろう。
インターネット出願校
県立 千葉、千葉東、船橋、東葛飾、柏、佐倉、佐原、匝瑳、成東、長生、安房、木更津、市立千葉、稲毛、柏
■※5「マークシート方式への移行」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県公立高「入学者選抜マークシート式の実施について」-令和6年度
■※6「出願がインターネットを利用した方式」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高校「インターネット出願について」-令和6年度
来春の県内の国・公・私立中学の卒業予定者は、約53,200人、今春の卒業生から110人程度増加する見込みだ。一方で、県公立高校・全日制の令和6年度募集人員は、30,840人と、5年度の募集人員より7学級280人減少する。
これまでは卒業予定者の増減に合わせて募集人員を増減させていたが、前年度入試から一転して定員減となった。
このため公立の全体倍率は、やや上昇する可能性がある。
一方で、私立高校への授業料助成制度が充実してきたこと、公立の1回募集による不安感、コロナ禍で早く進学先を決めたいなどの理由により、私立を第一志望とする受験生が増加傾向にあるようだ。
高等学校への進学は、皆さんの最終目的地ではない。目的に到達するためのステップアップの手段だ。自分を伸ばしてくれると確信を持てる学校を選択していってほしい。公立希望者は、私学の併願受験を心がけよう。
県教育庁から、5月に公立高校の選抜要項が、7月に各校の学校設定検査の内容が、8月に募集定員とマークシートでの検査方針が発表された。
また、例年9月ごろに、各私立高校の入試要項が発表されている。
公立高校受験には一定の倍率がある。公立第一志望の人こそ、併願の私立高校合格を獲得しておくことが、自信を持って受験本番に臨むためのポイントとなる。
■※3「募集人員」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高「第1学年生徒募集定員」を発表-令和6年度
■※4「公立高校入試選抜実施要項」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高校 「県立高入学者選抜要項」を発表-令和6年度
■※1・2「学校設定検査の内容」「学力検査の出題方針」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 公立高入学者選抜 「学校設定検査の内容」「出題方針について」等を発表-令和6年度
■※7「私立高校の募集要項」について詳しくは:よみうり進学メディア
〈2024年度入試〉千葉県 私立高校「募集人数・募集要項」発表-令和6年度
6年度の県内私立高校では、前期選抜《1月17日開始》と、後期選抜《2月5日開始》の入試期間を設けている。
しかし私立高校の入試は、公立の入試変化に伴って後期募集を取りやめる学校が増加しており、前期選抜中心なってきているようだ。
県内私立高校では、学科・コースの改編や新設を行う学校がある。
県内私立高校の令和5年度と6年度の入試変更点をまとめた。
6年度はまだ調査中のため、該当の学校の入試情報を確認して欲しい。
■学科・コースの変更 ※令和5年度
○昭和学院 (市川市)→サイエンスアカデミーコースを新設、アスリートアカデミーコースをアドバンスアカデミーと統合。インターナショナルアカデミー、トップグレ
ードアカデミー、アドバンスト・アスリートアカデミー、ジェネラルアカデミーの各コースと併せ5コース制に再編。
○西武台千葉(野田市)→アスリート選抜コースを進学コースに統合。特別選抜、進学の2コース制に再編。
■学科・コースの変更 令和6年度
○国府台女子学院(市川市)→英語科募集停止。
等となっている。
6年度入試に向けて、私立高校の学校説明会が佳境に入っている。
これらの説明会では、各コースや類型、特別クラスなどの内容、教育課程、入試の単願や推薦、併願制度の内容や基準など、詳細な情報を得ることができる。
さらに、その後に実施される個別相談では、学校に対する個人的な質問をすることができたり、合格の可能性を教えてもらえたりする。相談の前に、あらかじめ質問内容などをまとめておきたい。
私学の入試を調べ、知ることが私立高校受験の 合格の秘訣となるだろう。
公立高校の出願まであと2か月と少々。これから皆さんにやってほしいことは、計画を立てて、それを実行することだ。
自分なりの勉強のスケジュールを作って欲しい。
そして、強い意志で実行していって欲しい。
学校や塾での勉強とは別に、自学・自習の必要があるということだ。
計画が実行できたなら、それは、受験だけに限らず、今後の皆さんの自信につながってくることだろう。
急速に朝晩冷え込む時節になってきたが、入試当日だけでなく、今日から受験日までの、皆さん自身の健康管理を日々続けることも重要な入試の対策といえる。
無駄を省いて睡眠時間を確保すること。外から帰ったら消毒液等で手を洗い、うがいを忘れないこと。外出時は3密を避けること。
風邪の症状や腹痛、発熱などがあったら、早めに診察を受けておこう。
(岩佐教育研究所 岩佐桂一)
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