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入試情報
2024.3.11

〈2025年度入試〉3月のテーマ「新・中学3年生の皆さんへ」-令和7年度

3月のテーマ「新・中学3年生の皆さんへ」
新たな受験シーズンの主役はあなた
さあ、今日から動き始めよう

令和6年度(2024年度)の首都圏高校入試の主な日程が終了しました。それは同時に、新たな受験シーズンの幕開けということでもあります。

「来年」と言うとはるか先に思われますが、皆さんに残された時間は実際のところ約10~11か月であり、すでに1年を切っています。
さあ、今すぐアクションを起こしましょう。

バトンは新・中学3年生へ

※公立高校入試の日程は都県により異なります。そのため入試日程は都県別で記載します。
<東京都>
東京都立高校入試
は2月21日に第一次及び分割前期の学力検査、3月1日に合格発表がありました。この後、分割後期・二次募集などの一部日程を残していますが、主要な日程はほぼ終了しました。
<埼玉県>
埼玉県公立入試は、2月21日に学力検査、22日に面接・実技等があり、3月1日に合格発表が行われました。このあと一部の学校(募集人員に満たなかった学校)では欠員募集が行われますが、主な日程は終了しました。
<神奈川県>
神奈川県公立入試は、2月14日に共通選抜等の学力検査、14~16日に面接・特色検査等が実施され、28日に合格発表がありました。このあと二次募集などの一部日程を残していますが、主要な日程はほぼ終了しました。

昨年5月、新型コロナが5類感染症に移行し、その結果、志望校選びに欠かせない説明会、相談会や進学イベントもコロナ前とほぼ同様に行われるようになりました。
また、入試も特に大きな影響を受けることなく実施されました。まだ完全に終息したと断じることはできませんが、4年ぶりに通常形式が戻ってきたのが令和6年度入試でした。

今後は世の中全体の動きとも連動し、さまざまな入試イベント等もより活発に行われるようになるでしょう。

全国より早い首都圏公立入試

新3年生が受けるのは令和7年度(2025年度)入試です。皆さんが高校に入学するのは令和7年(2025年)4月、そのための入試なのでこのような呼称となります。今後いろいろな情報に接することになりますが、この数字(年度)を見たら、自分たちのための情報だと考えてください。

毎年2月から3月にかけて日本全国で公立高校入試が行われますが、入試制度や日程はさまざまです。その中から日程に目を向けると、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県)の公立入試日程は他の道府県より2~3週間ほど早くなっています。

全国の中学生にとって公立入試は3月ですが、首都圏の中学生だけは2月なのです。
令和6年度入試では、2月14日に神奈川県、20日からは千葉県、21日からは東京都と埼玉県の公立入試が行われました。5教科学力検査を中心とする入試に限れば、日本でいちばん早く実施されるのが14日の神奈川県公立入試なのです。

推薦入試や前期入試などを含めればさらに早い日程もありますが、5教科学力検査を中心とした入試に限れば、他の道府県より2~3週間早く実施されるので、そのぶん早めに受験体制に入らなければならないのが首都圏の中学3年生なのです。

学校選び、夏休み前から行動を

新年度になると、さまざまな進学イベントが開かれ、埼玉県では「彩の国進学フェア」が開催されます。
また、各高校が独自に開催する説明会も盛んに行われるようになります。

悔いの残らない選択をするためにも、これらへの積極的な参加が望まれます。
よく「まだ学校が決まっていないから」という理由で先送りする人を見受けますが、こうしたイベントや説明会は、「まだ決まっていない」からこそ「決めるために」参加してほしい催しです。
いろいろ見たり聞いたりしているうちに、学校の違いも分かってきますし、徐々に自分の考えも固まってくるからです。

コロナの3年間を経て事前予約制が定着してきているので、情報を早めに入手する必要があります。紙面版とWEB版で随時お知らせしますが、自ら積極的に情報を取りに行く姿勢が大切です。

受験勉強、スタートはいつ?

この時期、受験生からの質問でもっとも多いのが受験勉強はいつからスタートすべきかについてです。
答えはもちろん「いま、すぐ」です。
来年というと遠い先のように思えますが、実質1年ありません。残された時間はそれほど多くはないのです。

受験はしばしばスポーツなどのレースに例えられます。ただそれらと異なるのは「ヨーイ、ドン」の号砲が鳴らないことです。
余談ですが、陸上競技などで昔は「位置について、用意」と言っていましたが、近年は「オンユアマーク・セット」(On your marks・Set)と英語で言っています。

話を戻します。つまり受験勉強のスタートは自由です。すぐに始めたい人は今日が、3か月後からがいいと思うならその時が、あなたのスタート時期です。

まだスタートを切れない理由(どちらかと言うと言い訳?)はいろいろあるでしょうが、試験を受けるのは全員同じ時期です。その時までにやらなければならないことも皆同じです。であれば、普通に考えて早くスタートを切った人が有利です。

春休みを有効に使いましょう。期間としてはそれほど長くありませんが、学校の授業はなく、予習や復習、課題に追われることはありません。自由に使える2週間です。

この間に1・2年生の復習をしっかりやっておきましょう。そうすれば、その後の展開は非常に有利になるでしょう。

(よみうり進学メディア編集部)

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