埼玉県教育委員会は「今後の県立高校の特色化について検討する際の参考とする」ことを目的に、県内の小・中・高校生及びその保護者を対象としてWebアンケートを実施。
2024年5月23日に結果を発表しました。
調査期間は昨年（2023年）12月19日から今年の１月26日まで。
質問項目は「高校で勉強したいこと」「学びたい学校」などについて。
回答は14万1,793名、そのうち中学生は３万3,208名、中学生保護者は２万1,933名でした。
■質問票はこちら：埼玉県教育委員会
「県立高校の特色化に向けたアンケート」質問項目（PDF）
※図は一部です
まず「『県立高校の特色化に向けたアンケート』結果の概要」を見てみましょう。
高校選びの観点について、項目ごとに「重視する・やや重視する・あまり重視しない・重視しない」から選択。
重視する（した）と回答した割合と、中学生と高校生との比較が分かります。
■中学生の「高校選びの観点」
１ 通学の便利さ（59.6％）
２ 授業の難易度（52.9％）
３ 部活動や学校行事など授業以外の活動内容（52.2％）
■高校生の「高校選びで重視（した）観点」
１ 通学の便利さ（49.0％）
２ 部活動や学校行事など授業以外の活動内容（33.1％）
３ 設置されている学科・コース（32.2％）
「高校選びの観点」では、中学生・高校生とも「通学の便利さ」がトップ。
また、高校生は既に入学しているためか、授業の難易度や学校施設に関するパーセンテージが下がり、各項目に分散している様子が伺えます。
■「高校選びの観点」中学生回答／
選択上位3項目の「重視する・やや重視する・あまり重視しない・重視しない」比
アンケートの回答からはいろいろ読み取ることができそうですが、今回は中学生の回答上位をピックアップしていきます。
■「高校で勉強したいこと」について／約20項目から５個選択可能
１ 基礎・基本を確実に身に付けるための勉強（15.4％）
２ 様々な教科にまんべんなく取り組み、幅広い知識を身に付ける勉強（15.0％）
３ 実社会での活動に向けて、学んだ知識を総合的に活用し考える勉強（12.5％）
■「学びたい学校」について／約７項目から２個選択可能
１ 毎朝同じ時間に登校して学ぶことができる高校（全日制）（29.8％）
２ 教科や科目を自ら選択できる総合学科や単位制の高校（22.6％）
３ 複数の学科を設置し、学科を越えて連携・協働した学びができる高校（20.5％）
■「学校生活で身に付けたい力」について／約８項目から３個選択可能
１ 主体的に学び続ける力（18.5％）
２ 希望する職業に必要な知識や技能（17.1％）
３ 自ら考え、判断し、問題を解決する力（17.0％）
中学生以外の結果など詳細は、埼玉県教育委員会のホームページで公開されています。
■回答結果のまとめはこちら：埼玉県教育委員会
「県立高校の特色化に向けたアンケート」結果（PDF）
■詳しくは：埼玉県教育委員会ホームページ
「県立高校の特色化に向けたアンケート」について
（よみうり進学メディア編集部）
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