神奈川県のホームページに「私立学校学費支援制度」が紹介されています。
この制度は「安心して私立学校で勉強できるよう」
経済的負担を軽減するため、学費に関する支援を行うものです。
神奈川県ホームページに制度の概要がまとめられています。
まず、このリーフレットで「私立学校学費支援制度」の概要について見ていきましょう。
<授業料補助>として
①高等学校等就学支援金(国)② 学費補助金(県)
<入学金補助>として
②学費補助金(県)の援助があります。
それぞれ所得や子供の人数などにより、補助金額が異なります。
■リーフレットPDF:神奈川県ホームページ
・令和6年度「私立高等学校の学費支援」リーフレット(PDF)
令和6年度は、
<授業料>年収約700万円未満(多子世帯は年収約910万円未満)の世帯の方に対して46,8000円まで、
<入学金>非課税世帯の方に対して211,000円まで、補助が受けられます。
①高等学校等就学支援金(国)②学費補助金(県)とも返還不要。
高校等に入学した後、学校を通じて申請します。
※図は一部です
■対象校PDF:神奈川県ホームページ
・私立高等学校等生徒学費補助金対象校(PDF)
■よくある質問:神奈川県ホームページ
・学費支援制度に関するQ&A
私立高等学校等に在学する生徒が、家庭の状況にかかわらず安心して勉学に打ち込めるよう、国の補助である高等学校等就学支援金によって家庭の教育費の負担が軽減されます。
【国の制度です】
・神奈川県の補助である②私立高等学校等生徒学費補助金と併用できます。
・神奈川県外設置の学校に入学した場合でも支援が受けられます(対象校の確認が必要です)。
■詳しくは:神奈川県ホームページ
・高等学校等就学支援金(私立高等学校等)について【国の制度】
私立高等学校等に在学する生徒の保護者等の経済的負担を軽減するため、入学金・授業料を補助する制度です。授業料補助と入学金補助があります。
対象校に在学する生徒の入学金及び授業料を学校が軽減した場合に、入学金及び授業料を軽減した学校に対して神奈川県が補助する制度です。
【神奈川県の制度です】
・神奈川県内に設置されている高等学校、中等教育学校(後期課程)及び専修学校高等課程が対象となります。
・私立高等学校等生徒学費補助金は、国の補助である①高等学校等就学支援金と併用できます。
令和6年度から、多子世帯(※)の要件が緩和されました。
多子世帯で年収約910万未満の世帯まで授業料が実質無償化となりました。 ※23歳未満の扶養している子どもが3人以上いる世帯
■詳しくは:神奈川県ホームページ
私立高等学校等生徒学費補助金【県の制度】
他にもこのリーフレットには、神奈川県に住む高校生等の保護者等に対して、授業料以外の教育費負担を軽減するため、返済不要の「③私立高校生等奨学給付金【県の制度】」や、県が実施している主な貸付制度について(※無利子/有利子)についても掲載されています。
以上の各制度詳細は神奈川県のホームページで確認できます。
高校入試では、全国的に公立高が人気です。「私立はお金がかかるからとても進学させられない」と、最初から私立高を検討すらしない場合もあります。
ですが、こうした就学支援制度によって公私の学費の差は軽減されています。
実力がありながら経済的な理由で公立高しか選択肢がない場合や、公立1校受験であるため志望を下げる場合、受験生本人に「落ちることができない」という重圧がかかる場合もあります。
「行きたい学校へ進学するために」
志望校選定前の今から、ぜひ各種学費支援制度を確認してみてください。
①「高等学校等就学支援金【国の精度】」は、高校1年生になった4月・6月、2回申し込みの機会があります。
②「学費補助金【県の制度】」は、高校1年生になった6月に申込み
③「神奈川県高校生等奨学給付金【県の制度】」は、高校1年になった7月以降に申込み。
いずれも学校を通じて申請します。
所得区分を確認しなくても申請できるので、補助対象ではない場合でも念のため申請することをお勧めします。
■詳しくは:神奈川県ホームページ
私立学校学費支援制度のご紹介
(よみうり進学メディア編集部)
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