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入試情報
2024.8.29

〈2025年度入試〉9月のテーマ「9月に実力を伸ばす」-令和7年度

再スタートの9月・新学期
夏休みモードから通常モードへの切り替えを


皆さん、夏休みは計画通りの勉強ができましたか。

中には思うようにいかなかった人もいるかもしれませんが、それはもう終わったこと。
反省は大事ですが、後悔したところで過ぎ去った時は戻ってきません。

気持ちも新たに再スタートを切りましょう。

 

夏休みが終わりました。地域によっては8月後半から学校が始まっています。
そこで今回は「9月に実力を伸ばす」をテーマにいくつかアドバイスをします。

 

通常モードへの切り替えを早く

勉強の話の前に、生活の話です。

学校のない夏休みは、いつもとは異なる生活パターンだったと考えられます。起床時間も就寝時間も、ことによったら食事時間もいつもとは異なっていたかもしれません。

それらをできるだけ早く通常モードに切り替えましょう。授業が始まれば自然に切り替わっていくでしょうが、1日も早く元に戻そうという意識を持ってください。

 

後悔しても時は戻ってこない

夏休みは思ったほど勉強がはかどらなかったと悔やんでいる人がいるかもしれません。また、ほぼ予定通りだったけれど、もう少しできたのではないかと感じている人もいるかもしれません。

しかし、いずれにしても終わったことです。過ぎ去った時は戻ってきません。

反省も大事ですが、もう一度夏休みをやり直すわけにもいきませんから今日のこと、明日からのことを考えましょう。

「振り返り」は受験が終わってからにしましょう。昨日がだめだったら今日から、今日がだめだったら明日からと、常に前だけを見て進んでいこうではありませんか。

 

 

宿題・課題と受験勉強を両立させる

学校が始まると授業の予習復習が必要になります。宿題や課題も出されるでしょう。特に宿題や課題は、いつ、どれくらい出されるか予想がつきません。

そうすると、自身の計画に基づいた受験勉強に影響が出てくる可能性があります。

たとえば「明日まで」という宿題が出たら、今日家でやろうと思っていた自分の予定は後回しにせざるを得ません。最初から自分の予定を持っていなければどうということはありませんが、多くの人は自分の予定がありますからここは大いに悩むところです。

解決策のひとつは、宿題や課題は出るものだという考えを最初から持って自身の予定を組むことです。

宿題や課題は明日までとか来週までとかにやらなければいけませんが、受験勉強は本番までに仕上げればいいのです。今日の予定が明日にずれてもそれほど大きな支障はありません。1週間単位、1か月単位で予定が実行できることが重要なのです。

短期的な宿題や課題と、長期的な受験勉強を両立させることはそれほど難しいことではないでしょう。

 

授業をそのまま受験勉強に

これから学校で習うこと、つまり授業でやることは入試の試験範囲なので受験に直結します。また、各教科の評定は調査書点につながるので、その意味でも授業は受験対策です。

ですから今まで以上に真剣に取り組んでください。

これから習う内容については、改めて復習する時間がきわめて少ないと考えてください。1・2年の復習をするだけでも大変なところに3年の復習が加わったのではいくら時間があっても足りません。

授業には「いま自分は受験勉強をしているのだ」という気持ちを持って臨みましょう。その場で完全理解に努めましょう。すべての疑問は授業内で解決しましょう。「あとでもう1回やればいい」などと考えていても、その時間がないのです。

定期考査についても同様です。期日はあらかじめ分かっているので、その期間は集中できるよう計画しておきましょう。

 

そろそろ過去問を始める時期

過去問を始める時期についてはいろいろな意見、考え方があるので、目指す学校や自分自身のいま現在の実力を考え合わせて決定してください。

ただし、入試問題の傾向を知るという意味では、そろそろ始めてもいいでしょう。

先ごろパリオリンピックが行われましたが、出場した選手やチームは対戦相手と予想される選手やチームの特徴やクセなどを早くから研究し、対策を立てて本番に臨んでいるはずです。受験も同様で、相手(入試問題)の傾向を知ったうえで対策した方が有利になります。

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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