6月11日、東京都教育委員会は、来年行われる都立高校の入試について出題範囲を狭めることを発表しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、臨時休校が続いたことによる学習の遅れを配慮した決定だということです。
出題範囲は「中学1、2年生の学習内容に加え、各教科における中学3年生の1年間の学習内容のうち、おおむね7か月程度で学習可能な分量を出題範囲」とし、下記の内容を除外する方針です。
・国語 中学3年生の教科書で学習する漢字
・数学 三平方の定理、標本調査
・英語 関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
・社会 公民的分野の『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」、『私たちと国際社会の諸課題』
・理科 第1分野『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」、『科学技術と人間』
第2分野『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」、『自然と人間』
となっています。
都教委は、変更の内容をまとめた「中学3年生及び保護者向けリーフレット」を送付する予定ということです。
発表の詳細は東京都教育委員会HPの発表を確認しましょう。