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神奈川県 公立高「2025年度学力検査の結果」発表-令和7年度

2025年3月26日、神奈川県教育委員会は
「2025年度(令和7年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」
を発表しました。

問題や正答率などの細かい分析や傾向・対策などはこれからになりますが、まずは一度、目を通してみましょう。

◆5教科の資料(PDF)はこちら:神奈川県教育委員会
神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果

1:共通選抜(全日制の課程)の出題のねらい

「出題の狙い」では、神奈川県公立高での出題方針が分かります。
例えば外国語(英語)の場合
『中学校で学習する英語の内容について、基本的な英語の力を中心に、英語のコミュニケーション能力をみることを主なねらいとした。
具体的には、会話や説明を聞いて話し手の意向を正確に捉える力、会話や説明を聞いて概要や要点を的確に捉える力、語彙、表現、文法、言語の働きなどの知識を適切に活用する力、英文を読んで理解したことに基づいて正確に書く力、英文や資料から必要な情報を読み取る力、英文を読んで概要や要点を的確に捉える力について、基本的な力と応用的な力を総合的にみることができるように出題した。 』とあります。

2:結果の概要(各教科平均点/得点分布)

「教科別平均点」「得点分布」は前年度・前々年度と比較され、次年度以降の難易度設定などに関係してくる数値です。
2025年度(令和7年度)は、5教科とも平均50点以上となりました。
国語の平均点が高く、71点以上をとった受験生が半分以上だったことが分かります。

3:共通選抜(全日制の課程)の問題内容と正答率(マークシート方式により解答した全受検者を対象に調査したもの)

「正答率が高い問題で正答を出す」が受験の鉄則。また、出題分野が一覧になっているので「この単元はもう一度復習しておこう」など学習チェック用にもなります。

実施結果の概要

最後に「概要」も読んでおきましょう。例えば数学の場合。
『基本的・標準的な計算力を問う問題の正答率は高かったが、平面図形の問題、空間図形の問題、関数の問題のうち、与えられた条件を整理し活用して解く問題の正答率は低かった。』とあります。
こうした結果は次年度の出題に反映されたり、次年度以降に持ち越されることもあるので、過去問演習などの時のチェックポイントになります。一通り目を通しておきましょう。

 

 

■詳しくは神奈川県ホームページ:神奈川県教育委員会
神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果(令和7年度)

 

 

(よみうり進学メディア編集部)

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