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入試情報
2025.7.3

〈2026年度入試〉7・8月のテーマ「過去最高の夏にするために」-令和8年度

夏休み、前半から飛ばすのが勝ちパターン
数値目標取り入れ、モチベーションアップをはかる

夏休みが近づいてきました。受験生にとって、もっとも大切な時期です。
ここでのガンバリが合否を左右すると言っても過言ではありません。
この夏を「今までで一番勉強した夏」「もっとも成果が多かった夏」にしようではありませんか。

今回は、目標や計画の立て方や勉強法についてのアドバイスです。

 

かなり古い言い方ですが、「夏を制する者が受験を制する」という言葉があります。受験勉強における夏、とりわけ夏休みの重要性について言ったものです。

夏休みは学校が休みになるため生活も学習も自己管理しなければなりません。そうすると、自分を厳しく律することができる人と、自分を甘やかしてしまう人とに分かれます。普段よりたくさん勉強をする人が現れる一方、普段より勉強量を減らしてしまう人も出てきます。

やる人とやらない人とで差がつきやすい夏休み。決して勉強に適した季節とは言えませんが、後で振り返ったとき、「今までで一番勉強した夏休みだった」と言えるよう頑張ってみてください。

 

目標と計画は早めに立てる

成果の大きい夏休みにするには目標と計画を早めに立てる必要があります。直前では遅すぎるので2週間前くらいを目途に立案しましょう。本紙が皆さんの手元に届くのは7月初めになりますが、この記事を読んだらすぐに始めてください。

 

あまり欲張らず、やや控えめに

夏休みは地域にもよりますが30日か40日程度でしょう。それほど長いとは言えません。あまり多すぎる目標を掲(かか)げると実行できない恐れがあります。ですから、あまり欲張らず、やや控えめなくらいでちょうどいいかもしれません。

実際にやり始めて、もう少しできそうだと思ったら変更してもいいのです。これを目標や計画を「上方修正する」と言います。その反対に当初の目標や計画を縮小することを「下方修正」と言いますが、そうならないようにしましょう。

 

優先順位が高いことから

夏休みにやりたいことは山ほどあると思います。ただ、前述したように無限の時間が与えられているわけではありません。そこで実現したい目標や課題に優先順位をつけます。

「得意教科をもっと伸ばしたい」「苦手教科を克服したい」「1・2年生の復習をしたい」「応用問題に取り組みたい」など数え上げたら切りがありません。最終的にはすべてをクリアしなければなりませんが、ここで皆さんに求めたいのは、「この夏の優先順位」です。期間を区切って、あるいは期限を決めて、その中で優先順位をつけて物事を進めていくのは成功するための秘訣のひとつです。

 

前半重視型の方が成功しやすい

個人差があるので一概には言えませんが、どちらかと言うと前半重視型の計画を組んだ方が成功しやすいでしょう。

特に夏休みに入って最初の1週間とか10日間が大事です。全体から見れば3分の1とか4分の1に相当する日数に過ぎないのですが、ここで全体の流れが決まります。最初の1週間を頑張るのと、最後の1週間を頑張るのとは同じことのように思えますが、最初にペースを作ったほうが勝ちパターンに持ち込みやすいでしょう。

 

数値で管理すると達成感が生まれやすい

目標や計画はできるだけ数値で管理するようにしましょう。その方が達成できたかどうかが分かりやすく達成感も生まれやすいからです。

目標が「単語をたくさん覚える」だったとしたら、どのようにも評価できますが、「単語を100個覚える」であれば、できたか・できなかったかが明確になります。途中で「あと30個」と「あと20個」と、達成までのカウントダウンもできるのでやる気にもつながります。

 

時代に合った学び方も取り入れてみよう

勉強のスタイルや方法はさまざまです。

塾の講習に参加する人がいれば、1人で勉強する人もいます。夏休みは基礎・基本知識の定着をメインにする人がいれば、問題練習に重点を置く人もいます。大事なのは自分の性格や現在の力に合っているかどうかです。

そんな中、皆さんに考えてもらいたいのが、最新のテクノロジー(技術)の有効活用です。

最近ではAIを活用した学習アプリやオンライン教材も増えています。自分の苦手分野を分析してくれるツールや、24時間いつでも質問できるサービスなど、便利なものがたくさんあります。こうしたテクノロジーを上手に使えば、より効率的に学習を進めることができるでしょう。

(よみうり進学メディア編集部)

 

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