東京都教育委員会は
令和7年度東京都立高等学校入学者選抜における学力検査(令和7年2月21日実施)
の受検者を対象に調査を実施。
結果をまとめ、2025年6月26日に発表しました。
1:調査の目的
(1)学力検査問題(以下「共通問題」という)を受検した者について、その学力の実態を把握する。
(2) 各教科・各問の正答及び誤答を分析し、その結果を公表することで、各学校における教科指導の改善に資する。
2・3:調査の内容/結果(概要)
第一次募集・分割前期募集(令和7年2月21日実施)において、全日制高等学校を志願し、共通問題により学力検査を受検した者について、次の調査を実施。
(1) 全数調査による教科別の平均点及び得点分布
(2) 抽出調査による各教科の小問・大問正答率
(注) 教科別平均点欄の( )内は、令和6年度入学者選抜学力検査における各教科の平均点
4:指導の改善の視点(概要)
(1)国語:
・場面の展開や登場人物の相互関係、心境の変化などについて描写を基に捉える資質・能力を身に付ける学習
・文章中に示されている具体例と、書き手の主張との関係を考えながら内容を把握する資質・能力を身に付ける学習
・情報の適否を見極めながら整理して読み進める資質・能力を身に付ける学習
以上の充実を図ること。
(2)数学:
・条件を適切に読み取り、文字を用いて的確に表現し処理する学習
・図形に関する基礎的・基本的な事項を活用したり、それらを組み合わせて考察したりする学習
・目的に応じて空間図形の一部として平面図形を捉えたり、空間図形を平面図形に帰着させて捉えたりするなどの学習
などの充実を図ること。
(3)英語:
・聞いたり読んだりしたことについて生徒が自分の考えや気持ちを話したり書いたりするなどの複数の領域を統合した言語活動、既習の語彙や表現などを実際に活用する活動を通して、その定着を図る学習
・複数の登場人物による対話の流れを正しく把握する力を高める学習
以上の充実を図ること。
(4)社会:
・歴史に関わる事象について、時期や年代、推移、比較、相互の関連や現在とのつながりなどに着目して多面的・多角的に考察する学習
・地理、歴史、公民の各分野で習得した知識及び技能を活用して、社会的事象について多面的・多角的に考察する学習
以上の充実を図ること。
(5)理科:
・図や実験結果を分析し、原理や法則などを深められる探究の過程を通して思考力、判断力を育成する学習活動
・探究の過程を通して、原子や分子のモデルを用いて考察し、微視的に事物・現象を捉える学習活動
以上の充実を図ること。
この調査報告書には、
各教科の平均点、得点分布及び各問の正答率や、正答率の低い問題を中心に主な誤答や誤答に至った原因分析等が5教科別でまとめられています。
■調査報告書はこちら:
令和7年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査報告書(PDF)
<参考資料>
各教科の平均点、得点分布及び各問の正答率や、正答率の低い問題を中心に主な誤答や誤答に至った原因の分析を掲載、生徒の学習状況の実態を把握する資料とし、学習指導で活用する資料です。
・調査報告書 活用のポイントPDF
■詳しくは:東京都教育委員会
令和7年度東京都立高等学校入学者選抜学力検査結果に関する調査について
(よみうり進学メディア編集部)
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