よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2025.12.9

〈2026年度入試〉埼玉県立浦和第一女子高校/山﨑先生 「高校の先生から 入試直前アドバイス」

受験の極意「あせらず、あわてず、あきらめず」

埼玉県立浦和第一女子高校
教務主任 山﨑 孝美 先生

表題の「あせらず、あわてず、あきらめず」という言葉は、本校の進路指導ですべての教員から生徒に向けて、常日頃から発信しているメッセージです。
「受験は最後の最後まで何が起こるか分からない」
「進路実現を最終的に決定するのは、模試の偏差値や判定ではなく、志望に対する一途な思いと努力だ」ということは高校入試でも同じだと思います。

 

◆メタ認知

学力向上の鍵を握るのは「メタ認知」です。
メタ認知とは「自分の認知活動を客観的に認知する」ことです。自分自身を正確にモニタリングし、自分はいま「この問題の、何が分からないのか」「何が原因でできないのか」を自分自身で考えることができるようになると学力は飛躍的に伸びていきます。
また、自分を受け入れ、自分を信じ、自分を律して、弱点や欠点をひとつつずつ克服しながら、「あわてず・あせらず・あきらめず」前へ前へと進み続けていくことが何より大切です。

◆スランプや不安なときは

スランプに陥ったり、不安に襲われたりすることもあるでしょう。
そういうときは、周囲への「感謝の気持ち」を忘れずに、努力の先に必ずある「素敵な出会い」に思いを馳せ、この後で大きな飛躍があるに違いないと考えてください。昨日の「自分」を超えようとするもう1人の“自分”が、必ず奮い立ってくれるはずです。
しっかり食べて、睡眠をとる。花鳥風月を愛で、血の巡りを良くしてリフレッシュ。
最後にものを言うのは「メンタルと体力」です。

◆受験勉強はジグソーパズルのようなもの

夏休みから受験勉強を始めたのに、11月の模試の結果が思わしくなかったという人も多いと思います。受験勉強はジグソーパズルみたいなもので、最初は苦労して時間がかかりますが、ある程度ピース埋まってくると全体が見えてきて、そこから先は加速度的に理解が進んで学力が伸びていくものです。
そして、何より勉強が楽しくなってきます。夏休みからの勉強で、知識・理解が体系化され、それを応用できるようになるのは、12月から1月です。
まだ、その手応えがない人は、とにかく、辛抱、辛抱。あれこれ手を出さずに、今まで学習した教材、受けてきたテストの見直しをしっかりと行って下さい。

 

埼玉県立浦和一女高校ホームページはこちら

 

(寄稿/よみうり進学メディア編集部)

 

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