よみうり進学メディア

埼玉 入試情報
2025.12.10

〈2026年度入試〉埼玉県立所沢北高校/新井先生 「高校の先生から 入試直前アドバイス」

高校受験に立ち向かう戦士に送る三本の矢

埼玉県立所沢北高校
進路指導主事 新井 大翼 先生

◆徹底的に基礎・基本
受験が近づくと、応用問題に取り組まないといけないと思う受験生はとても多いです。
確かに、目指している高校によっては必要なことかもしれませんが、それ以上に必要なことは「他の多くの受験生が正解する、正答率の高い基本問題を自分が間違えないこと」です。
県でおよそ20校が採択している「学校選択問題」においても、全ての問題が応用問題で構成されているわけではありません。
得点すべき問題を見定め、そこをいかに失点しないかが、ライバルと差をつけられないための大きな武器となります。徹底的に基礎・基本に取り組みましょう。

◆勉強は、「×」を「○」に変える作業

勉強とは、ジグソーパズルのようなものだと思っています。1ピース1ピース、パズルをはめていくことは知識の穴埋め作業です。その作業を続けていくことで、全体像(英語ではbig picture)が見えてきます。
すでに適切な位置にはまっているピース、つまりすでに定着している知識を眺めているだけではbig pictureは見えてきません。

自分がすでに解ける問題に取り組むことは、「自分はできる」という心のよりどころになるかもしれませんが、点数は1点もあがりません。先ほどジグソーパズルで例えたように、自分ができない問題をできるようにする、知らなかったことを知ることで得点はあがっていくのです。
「受験直前になっても、自分はまだこんなことも知らなかったのか…」と落胆することなく、「いま知れて良かった!覚えよう!」と前向きにとらえましょう。

◆受験生は最後の最後まで伸びる!

この記事を読んでくださっている時期が12月とすれば、公立高校の学力検査まではあと2か月以上あります。2か月という期間は、夏休みよりもはるかに長い期間です。
最後まで諦めず、ひたむきに努力を重ねた人が良い結果をつかめる可能性が高くなりますし、そうして努力を続けた経験は確実に自分の財産となっています。
自分自身も(大学受験の時の話ですが)、ある大学の英語の長文で出てきた単語がわからず、家に帰って調べ頭に入れると、その後受験した大学でその単語がまた出てきた、という経験をしたことがあります。受験の当日まで伸びる!そう信じて努力を続けてみてください。

 

埼玉県立所沢北高校ホームページはこちら

 

(寄稿/よみうり進学メディア編集部)

 

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