埼玉県公立入試学力検査の平均点推移を調べてみました。
平均点だけでは入試の全体傾向を知ることはできませんが、皆さんがこれから受験勉強を進めて行く上での参考にはなるでしょう。
今回は平成25年度から令和7年度まで13年間の平均点推移です(数学・英語の学校選択問題については別途取り上げる予定です)。
2025年度/令和7年度入試では、国語・数学・理科が6年度より上がり、社会・英語が下がりました(学校選択問題では英語が上がり、数学が下がりました)。
ここ2年間、50点台が続きましたが、令和7年度は60点台に戻りました。今回の63.4点はここ10年間では68.7点に次ぐ高い平均点です。
平均点の高さは、点数が取りやすい教科であることを示しています。ただし、その分、合格に求められる点数が高いとも考えられます。
上位校では80点台後半から90点台のハイレベルな戦いになっていると推定されます。

令和2年度、3年度と60点台が続いた後、4年度は一気に40点台に下がりました。しかし5年度は50点台に回復し、6年度・7年度も50点台を維持しました。
配点の半分以上が基礎基本の知識や技能を試す大問1に割り振られています。前半の問題を確実に解いて行けば平均点に到達できるのは他の教科にはない特徴と言えるでしょう。

令和5年度は過去最低に近い45.8点でしたが6年度は53.4点まで回復、しかし7年度は再び大きく低下し43.6点となりました。平成26年度の45.0点を下回る最低得点です。
7年度は国語、理科、社会と3教科が60点超えの高い平均点でしたが、これらとは20点以上の開きがあります。
これ以上の低下は予想しづらいところですが、5教科中、もっとも点数を伸ばしにくい教科となっているので早めの対策が必要です。

上昇と下降を繰り返しながら、全体としては右肩上がりで推移してきましたが、令和7年度は前年から13.2点上がり、平成25年度以来12年ぶりの60点超えとなりました。
地学・生物・化学・物理の各分野からバランスよく出題されますが、それぞれどんな単元が出題されるかが平均点に影響していると考えられます。出題単元次第では大きく下がる可能性もあるので要注意です。

かつて40点台が続いた時代もありましたが、平成28年度に63.7点を記録して以降は10年間で7回の60点超えとなっています。
正答率が低い歴史分野の年代並べ替え問題が姿を消すなど、点数を伸ばしやすい状況となっています。覚えることの多い教科ですが、その一方で出題形式が他教科以上にパターン化しており対策が立てやすくなっています。ただ、高得点勝負となるので、イージーミスを避けなければなりません。

(よみうり進学メディア編集部)
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