1月22日、緊急事態宣言下の埼玉県で、県内私立高校47校で入学試験が開始されました。
取材に訪れた聖望学園高校(飯能市)では609人が推薦入試に臨みました。
応援に訪れる塾関係者の姿は今年はなく、受験生たちが静かに集合する姿が見られました。
聖望学園では、新型コロナウイルス感染症対応として、受付までの受験者の密集を回避するため受験生に校庭で待機してもらうことや、混雑回避のため、受付をA、B、Cの3つに分け対応すること、受験会場の間隔確保のため校内の使用教室数を増やすなど対応を行ったそうです。
また、従来今日行われていた入試を翌日にずらすなど、一日の受験人数を分散する対応なども行われました。
同校募集広報部の佐藤淳二先生はこの状況下での受験について「今年の受験生はコロナ禍で、進学説明会の中止など学校選びに大変困っただろうと思います。そんな状況下で本校を受験して頂いたことに大変感謝しております。全ての受験生が力を発揮できるよう頑張って欲しいです」と話してくれました。校長の関純彦先生にも「頑張ってください」と一言いただきました。
先日行われた出願状況(中間)発表によると、県全体の私立全日制の募集人数は昨年より51人増え、14,503人。応募は昨年より60,266人となり、昨年54,202人より6064人増加しました。
県内私立高校各校では本日より推薦入試、2月上旬にかけて一般入試が行われます。