埼玉県公立高校を受験する皆さん、試験が目前に迫ってきました。
体調はどうですか。しっかり食事は摂れていますか。夜はよく眠れていますか。
よみうり進学メディア編集部から、応援のメッセージです。
試験は実力勝負ですが、実力は持っているだけではダメで、発揮できるかどうかです。
皆さんも、もしかしたら、部活の大会などで「日頃の練習の力が出せなかった」という
経験があるのではないでしょうか。
「いつも通りに出来ていれば勝てたのに」。そんな経験です。
決して脅かすつもりはありませんが、試験でもそのようなことが起きる可能性はあるのです。
持てる力を発揮するために必要なのは、平常心です。
残り数日は特別なことをせず、普段のまま、いつも通りの生活を心がけましょう。
お家の方や先生方から「この子、こんなにリラックスしていて大丈夫なんだろうか」
と心配されるぐらいがちょうどいいです。緊張するのは試験会場に着いてからです。
人がミスをする時、その原因の多くは油断です。ある程度緊張していたほうがミスは少ないものです。
ですから、緊張を遠ざけようとしてはいけません。受け入れましょう。
ただし、緊張はそう長くは続けられません。何日も前から緊張し続けていたら、
肝心な時にその緊張が途切れてしまいます。
本番を数日後に控えた今は、リラックスの時です。
そして当日の朝、ギュッと気持ちを引き締めましょう。
「さあ、やるぞ!」と気分を最高に盛り上げましょう。
ただ、あまり盛り上がり過ぎて忘れ物をしたり、道を間違えたりしないように注意してくださいね。
問題用紙が配られたら、後はもう、それに全集中するだけです。
瞬間「難しい!」と思った問題よりも、「易しい!」と思った問題が要注意です。
難しそうな問題には粘り強く、易しそうな問題には注意深く取り組んでください。
1点が明暗を分ける入試では、この心がけが最重要です。