「合同進学相談会で何を聞いたらいいの?」確認事項
合同進学相談会は例年5月頃から始まり、夏休み期間中に多くなります。
相談会は多くの学校情報を得られる絶好の機会です。きちんと情報を手に入れて、志望校選択の材料にしましょう。
まずは、中学校で配られる資料や主催している団体のホームページなどで開催日程と、どんな学校が参加しているかを確認しておきましょう。
今年は、多くの相談会がコロナ対策として事前予約制での実施となっています。予約方法・時期の確認もしておきましょう。また、予約して参加できなくなった場合は、必ずキャンセルするようにしましょう。
予約が取れないと言う話もよく聞きます。各高校の説明会に参加するか、中学校の先生に相談して高校に連絡してもらうのもよいかもしれません。
チェックしたいこと
■「教育理念」
どのような学校ですか?の確認です。教育方針の特長を知る、いちばん大切な項目です。例えば「将来どのような人間になってもらいたいと考えて教育されていますか」「そのために具体的にどのような教育をしていますか」など。
■「生活指導」「学習指導」
校則や学習カリキュラムについて。毎日の生活や学校の雰囲気に関わってくる項目です。
■個性や希望に合わせる
「大学進学について」「就職実績について」。「クラブ活動」「学校行事(文化祭や修学旅行など)」など。
■保護者に関連する項目
「学費」について奨学金の制度や、国と都・県から、世帯所得に応じて補助が出る場合があります。また、「塾や予備校などに通っている生徒はどの程度いるか」「保護者会」「海外留学制度の有無と期間」など。
相談会から帰ったらその日のうちに、それぞれの学校の印象や良かったポイントなどについて家族で情報を共有し、話し合ってみましょう。
高校選びで一番大切なのは、本人が「ここで頑張りたい」と思えるかどうかです。今の成績では難しい高校であっても相談会がきっかけとなり、頑張りがスタートする受験生も多いようです。高校は貴重な3年間を過ごす場所。相談会を活用し、受験生本人に合った学校選びをしてください。