神奈川 入試情報
2021.10.12

〈2022年度入試〉「カコモン攻略法」神奈川編

シゲさん(S)とカズ君(K)の会話

過去問題集(カコモン)はまだ要らない?

S 過去問題集、買ってあげようか?  
K いいよ、まだ。できる自信ないし。塾の宿題とか他の問題集もあるし。  
S カコモンはすぐ解こうとしなくていいし、他の使い道もあるのよ。  
K 枕とか?  
S そのボケ、嫌いじゃないけど、ツッコまないからね。問題だけじゃなくて、情報も載ってる、っていうこと。 
 
情報誌としてのカコモン

K 問題集は問題集じゃないの?  
S それはそうなんだけど、読み物情報として『合格のめやす』では総合得点と偏差値がわかるし、
  神奈川県内公立高校の入試結果や小問ごとの正答率なんかも載っているの。それを読んで欲しいな。  
K へえ、入試日程もあるんだ。でも、文字数が多くて読む気がしない。マンガとかないの?  
S マンガが入試問題で取り上げられることもたまにあるけど、今年の公立高校ではなかったみたいね。
  でも、読む気がしないカズ君の気持ちもわからないではないわね。
  気になる高校が一覧表のどこにあるのか探してみる、っていうのはどう?  
K 実は『合格のめやす』はちらっと見たんだけど、意外に偏差値高いんで、ちょっと読む気が失せた。  
S 目標が高くなるのは悪いことじゃないよ。  
K それだけ勉強しなきゃいけない、っていうことになるのがイヤだなあ、って思ってさ。
  
ゲーム感覚でカコモンを解く

S 勉強がイヤなのは自信がないからじゃない?  
K うーん、勉強しようとすると眠くなるし、ゲームで遊びたくなるし。  
S なかなかそうは思えないだろうけど、ゲーム感覚で勉強するのって悪くないのよ。  
K 勉強は勉強でしょ。  
S たとえば社会だったら、歴史マンガを読んでひととおり時代の流れをつかむとか、
  英単語や熟語を語呂合わせや歌で覚えるとか、ゲーム感覚でできることって結構あるものなのよ。  
K カコモンだとそうはいかないでしょ?入試問題だから。  
S 工夫次第じゃないかな。たとえば、解答用紙だけ見て、どんな問題が出ているのか想像してみる、
  というのはどう? 
 
解答用紙にヒント

K 解答用紙だけでわかることなんてある?  
S 定期テストで開始前に伏せてある試験用紙を透かして見て、解答欄が大きいとイヤだな、
  って思ったことない?  
K ある!解答欄が小さいと記号選択問題だから0点は取りにくいしね。  
S まあそういうこと。問題数と試験時間もチェックすることで、
  ペース配分も考えられるでしょ。
  
カコモンの解けそうな問題だけやってみる

S 実際に出題された入試問題自体、情報でもあるのよ。ちょっとご覧なさいよ、
  この神奈川県公立高校の数学の学力検査の問題。最初の問題なら、解けそうじゃない?  
K 計算なんだね。しかもマークシートなんだ!でも、入試問題だから、実は難しいんじゃない?  
S 正答率が90%を超えてるから、そうでもないんじゃないかな。  
K それ、よっぽど難しい学校を受ける、頭の良い人達の話じゃないの?  
S なに言ってんの。公立はキホン、共通問題よ。  
K え?公立って学校によって問題、違わないの?  
S 神奈川県の場合、英数国理社全て共通問題。横浜翠嵐や湘南のような難関校では
  特色検査の自己表現っていう記述式の問題もあるけどね。  
K じゃあ、いろんな公立高校を受けた先輩たち全員のうち、10人中9人以上が正解だった、
  ということか。
S そうなるわね。他にもそういう正答率の高い問題があるから、それだけやってみる、
  っていうのも悪くないんじゃない?  
K 入試問題って入試本番と同じように時間計ってやるもんじゃないの?  
S それが一般的なやり方だけど、まだ習ってない単元もあるし、習っていたとしても
  自信の無い単元だってあるでしょ?最初は手をつけ易い問題だけ解いて、
  難しそうなのは答を見てもいいから、出題の傾向を探っていくのも大事。
  どんな問題が出るのか解ると、対策も立てやすくなるでしょ?  
K でも、正答率90%以上の問題が解けなかったらショックだな。  
S そうかな?学力を伸ばすチャンスだと思うよ。ほとんどの人ができた問題なら、
  きっとカズ君でもできるはずだし、それができるようになれば得点力は上がるってことじゃない。  

カコモンで解けなかった問題はどうする?

K 解けなかった問題を解けるようにするのってどうやるの?  
S 漢字とか単語とか知識問題だったら、覚えることね。何回も声に出して読んだり、
  ノートに繰り返し書いたりすれば、何とかなるでしょ。
  考えなきゃ解けない問題は、まず解説をよく読むの。なかなか頭に入らなかったら、
  解説文を書き写すのも良いわ。それでもよくわからなかったら、
  その問題の単元の教科書を読んで、演習問題があったら解いてみること。  
K 教科書の単元の探し方がわかんないよ。  
S カコモンの解説ページでは小問の最初に単元が書いてあるから、
  その単元を3年分の教科書から探せばいいの。教科書の巻末に索引が載ってる場合もあるし、
  目次から探せば何とかなるでしょ。  
K 3年分の教科書か。中1と中2のときのを探さなきゃ。  
S 5教科だけでも何とか探しなさいね。復習できたと思ったら、類似問題を解いてみて、
  最後はその入試問題の小問をもう一回解いてみること。それでできていれば、
  得点力上がった!って自分を褒めてあげていいじゃない?
  
同じ科目、同じ大問を何年分も解いてみる

K これさあ、1年前の問題も似てるよねえ?  
S いいところに気が付いたねえ。そうなのよ。同じ科目の同じ大問を何年分も解いてみると効果的なの。
  類似問題を何度も解くことになる場合もあるから、結構練習にもなるのよ。  
K 6年分まとめて英語のリスニング問題やってもいいってこと?  
S 科目に限らずね。公立は出題順もそう変わらないけれど、私立高校の場合には
  大問の順番が年によって変わる場合があるの。でも、類似問題は多いから、
  そこだけ繰り返してみるといいわよ。

入試直前は5分短縮

K ふーん。入試問題でも、それなら何とかできそうな気がしてきた。  
S でもね、時間を計って実際の入試と同じようにやるのも大事。直前になったら
  試験時間を5分短縮するといいの。  
K それ、キツそうだ。  
S キツいくらいで丁度良いのよ。試験のときって緊張して時間が足りなくなりやすいから、
  その対策ってことね。 
(監修・㈱声の教育社)