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入試情報
2022.4.28

〈2023年度入試〉5月のテーマ「コロナ下の受験」受験勉強は授業と家庭学習の二本立て

「コロナ下の受験」
受験勉強は授業と家庭学習の二本立て

来春(令和5年度)の入試はコロナ感染症拡大以降、3回目の入試となります。
昨年度は日程、内容などに大きな変更はなく、ほぼ予定通り実施されました。
令和5年度入試も予定通りに行われることを前提に、準備を進めましょう。
ただし不測の事態に備え、
今できることを先送りせず、むしろ前倒しで実行することが大切です。

コロナ下でも入試は予定通り実施

現中学3年生の皆さんは2020年4月、新型コロナによる緊急事態宣言の下、過去に例のない全国一斉休校という異例の事態の中で中学校生活のスタートを切りました。
またその後も、繰り返し発動された、まん延防止特別措置等の影響を受け、授業はもとより行事や部活動においてもさまざまな制限を受けてきました。

しかしながら、このような異例の事態の中でも、高校入試に関しては、日程や内容についての大きな変更はなく、ほぼ予定通り実施されました。

コロナの先行きは予断を許しませんが、これまでの経験から、よほどのことがない限り、日程、内容とも予定通り実施されるものと考え、準備を進めて行きましょう。

 

説明会参加は事前予約制

コロナにより入試そのものが変わることはありませんでしたが、高校側の募集対策と、それに対する受験生の行動は大きく変化しました。

受験生の学校選びに欠かせないのが学校説明会や体験入学等への参加ですが「三密回避」の観点から、1回の参加人数を減らし、なおかつネット等による事前予約制とすることが常識となりました。

コロナ以前であれば、急に思い立って参加してみるというようなことも可能でしたが、1か月前くらいから予約が始まり、定員に達した段階で締め切りとするのが当たり前になりました。
コロナが完全終息に至っていないことを考えると、今年も同じような対応となると考えたほうがいいでしょう。

すでに今年度の説明会日程をネットで公開している学校も多いので、希望している学校や気になる学校の予約開始日時を必ずチェックしておくようにしましょう。

 

どのように情報収集したらいいか

コロナ以前は、各地で大規模な入試イベント(進学フェアや合同説明会など)が開催されていました。 そして、それらのほとんどが参加自由(入退場自由)という形式をとっていました。

しかしコロナ以降は、その多くが学校説明会等と同様、事前予約制をとるようになりました。

このWEBサイトでは、適宜入試イベント情報を配信して行きますので情報を見逃さないようにしてください。

公立高入試情報に関しては、各都県教育委員会が随時情報発信をしています。
実際に入試を実施する立場からの情報ですから、もっとも信頼できる情報と言えます。
これらのサイトについてはパソコンやスマホのお気に入りに登録するなどして、いつでも見られるようにしておきましょう。
受験生が一番初めにやっておかなければならないことのひとつです。

私立高入試情報に関しては、学校ごとに日程や制度等が異なるので、個々の学校のサイトにアプローチするのがもっとも確実な方法です。

また、各都県に私立学校の団体(東京私立中学高等学校協会・埼玉県私立中学高等学校協会・神奈川県私立中学高等学校協会)もありますから、これらが発信する情報も活用しましょう。

 

合否の決め手は自学自習力

コロナ下における入試でより鮮明になったのは、自学自習力が合否の決め手になるということです。

もともと受験勉強というのは、人により進度も内容も方法も異なるものです。
なぜなら人によって志望校が違い、得意教科や苦手教科も異なり、現時点での実力も異なるからです。
ある人にとって最適なやり方が、別の人にとっても最適であるとは限りません。

ですから、気持ちの上では「みんなで頑張る」で構いませんが、実際のやり方は各自が課題を自覚し、計画を立て、強い意志を持って実行に移さなければなりません。
家庭での学習時間が多くなりがちだった過去2年間の入試では、それが出来た人と、出来なかった人との差がはっきり現れました。

受験勉強の基礎は学校の授業を通じて身につけるものです。ですから、授業の重要性は変わりません。
しかし、受験を乗り切るには、それだけでは必ずしも十分とは言えません。
家で、ひとりで、どれだけ勉強できるか。最終的に合否を決めるのは家庭における自学自習です。
何をやるか。どうやるか。それも重要ですが、まずは毎日欠かさず机に向かうことです。

(よみうり進学メディア編集部)

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