複数の体育館と室内プール、広大なグラウンドに各部の施設が並ぶ光英VERITAS(ヴェリタス)高校。恵まれた環境の中、県大会に向けて練習中の硬式テニス部4人に話を聞いた。
K部さん(松戸市立小金中学校出身)とK井さん(松戸市立第一中学校出身)は中・高の部員、合計32人を束ねる2年生。「部活ではいろんな性格の人がいますが、全員が楽しく活動できるよう気を配っています」とK部さん。「優しい接し方、指示の出し方に注意しながら、信頼感を育てるよう取り組んでいます」とK井さん。
2年前に共学化、「聖徳大学附属女子高校」から現在の校名に変更した同校では、本年度の2年生が男子一期生にあたる。「部活を引き継いで、改めて先輩たちのリーダーシップのすごさが分かりました。今は自分たちらしいやり方を探しています」と2人。
1年生のI・Kさん(流山市立東部中学校出身)とA・Sさん(松戸市立第五中学校出身)に勉強との両立を聞いたところ「部活の後は学校の自習室で勉強しています」と阿部さん。放課後から19時までのヴェリタスアフタースクール(VAS)では、大学生のチューターが常駐し質問も受けてくれる。「数学の強化に取り組んでいます。皆で話しながら学びたい人、ひとりでじっくり考えたい人、それぞれ自分のスタイルを選べます」とI・Kさん。
2年生の2人は生徒会役員も兼務、今年はオープンスクールで『学校紹介』を担当している。さらにK井さんは週に1日、サッカー部も兼部。「複数の部活をはじめ、理科室では実験や理数の探究学習をする人もいます。興味のあることにいろいろチャレンジできる学校です」。
最後にK部さんは「共学化の第一期生として、新しい学校生活を自分たちでどう作っていくか模索してきました。自ら考える主体性、みんなで活動する社会性が高校生になって身に付いてきたように思います」と話してくれた。
『協力し合い、共に成長する』同校の建学の精神はそのままに、部活も学校生活も、共学化でより一層明るく元気になった同校だった。
(よみうり進学メディア編集部)
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