幕張総合高校シンフォニックオーケストラ部、通称「幕総オケ部」は、中学校までに吹奏楽で親しんだ「管楽器・打楽器」に「弦楽器」が加わった管弦楽団(交響楽団)だ。現在全学年合計253人で活動中。コンクールでは吹奏楽・管弦楽の編成で多数の賞を獲得。その活躍は県内のみならず全国に知れわたっている。
オーケストラ、吹奏楽や弦楽合奏、アンサンブルなどはもちろん、「オケスト」にも部員全員で取り組んでいる。「オケスト」とは、ミュージカル仕立てで、豊富なパフォーマンス的要素を融合させた幕総独自のショーのこと。枠にとらわれない多彩な音楽活動も「幕張オケ部」の特長だ。
ハイレベルな音楽活動を行っている同部だが、経験者ばかりではなく「入学後、初めて弦楽器に触れた」という人など、多様な部員たちがいる。顧問の伊藤巧真先生は「シンフォニックオーケストラ、『交響』とは互いに響き合う事です。一人ひとりが響こうとして、人間同士が響き合う。『幕総オケ部』はそういう楽団です」と紹介する。
続けて「どんな状況でも自分を磨いて、輝いていこうという気概を持って欲しいと思っています。コロナ禍の状況ではありますが、それぞれ目標、夢を持ち続け、叶えることの大切さを伝えたい。逆境の状況をプラスに転じられるような精神性を、活動を通じて育てられれば」と話す。
部長のK・Mさん(船橋市立法田中学校出身)は、そんな同部の活動に勇気づけられたひとりだ。中学3年生の時はコロナ禍による臨時休業期間などにあたったが、中学2年の時に「オケスト」に出ている先輩の姿を見て、出演してみたい、幕張総合に行きたい、という気持ちが励みになったそうだ。入試を乗り越え、今では大人数をまとめる部長を努めている。「大人数は大変ですが、それがまた魅力でもあります。課題も多いですが頑張ります」とはにかむ。
また「高校は自分がやりたいと思ったことができる学校を選んでください。自分はマクソウを選んでとても良かったです。高校時代の3年間で何かを響かせたい、という人はぜひ来てください」と話してくれた。
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