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神奈川 高校レポ
2022.10.26

相模女子大学高等部(相模原市南区)「大学付属校のメリットを活かした進路指導と安心受験」-進学指導

幼稚園から大学院までがひとつのキャンパスで学ぶ総合学園にある、相模女子大学高等部。四季を感じられる自然豊かな広大なキャンパスで、生徒たちは勉強に部活に打ち込み将来の夢を育んでいる。
前年度の進学先は、相模女子大学・短大が23%、国公立、難関私大を含む他大学が59・9%となっている。
同校には、相模女子大学の内部推薦制度や確約併願制度があり、他大学受験が不合格だった場合でも同大学への進学ができる優遇制度がある。今年から優遇枠の人数制限が廃止され、より安心して第一希望にチャレンジできる入試制度となっている。

2年進級時からは、国公立・難関私大向けの『アカデミック(文系・理系)』、国際・語学系には『グローバル』、医療・栄養系、環境・メディアなど教科横断型の『ライフサイエンス』、私立文系・体育・芸術の『リベラルアーツ』の系統別4つのコースに分かれ、自分の進路に合わせ自由な選択が可能だ。コース毎の学びと探究活動で見識を深め、自己の進路実現を目指す。
4コースの選択は「10年先の自分をイメージして大学で何を学ぶのか、学ぶ意義を確認します。5月には校内で学部説明会を行い、よりイメージを確かな物にするために、すぐに大学に移動し講義を見学することもあります」とキャリア支援部の石川浩久先生。

また「1人1台のPCやタブレットを活用した探究学習、調べ学習により、見聞とプレゼン経験を重ねます。そこから得られる気づきやきっかけを通して、自分の力を活かせる大学・学部を認識させます」と養田恵子先生。

同じキャンパスにある同大学のオープンキャンパスや学部説明会、また、大学の教員による講義を体験できる「高大連携講演会」など、様々な取り組みが身近で行われる。なかでも同大学・短大の全10学科から各2人の先生方による『サガジョ学び講座』(20講座)では、大学で学びたい学部・学科の授業を受講できる。自分自身で確認ができるこうした講座は併設校ならでの企画だ。

同校では11月に開催される「相生祭(学園祭)」やボランティア、地域貢献活動を大学生と共に行っている。「キャンパス内で大学生のリクルート姿を見る機会もあり、数年後の自分の姿と重ね、自分の進路を真剣に考えるきっかけが身近にあります」と石川先生は最後に話してくれた。

大学での学びのイメージをしっかり掴むために、付属校の強みを活かした高大連携の取組みを充実させ、ミスマッチのない進路選択を後押している。

相模女子大学高等部ホームページはこちら

(よみうり進学メディア編集部)

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