国立高校は、言わずと知れた都立校屈指の進学校で、毎年1万人の来場者のある国高祭(文化祭)は、全国トップクラスと言われる。
今回は文化祭の前日に建設工事現場のような学校に伺い、生徒会役員のM・Hさん(2年・西東京市立ひばりが丘中学校出身)とK・Hさん(2年・国立市立国立第二中学校出身)に話を伺った。
入学すると直ぐに二年生が一年生の教室に来て、文化祭準備の説明をしてくれる。決まり事ではないが、先輩たちが自主的に行い、国高祭の良き伝統を誇りに思い後輩に伝えたい思いで行っている。
いざ、準備が始まると先輩より良い物を作りたい思いから様々な意見が出るのも同校の特徴だそうだ。異なる意見はたくさん出るが、しっかり話し合うことで認め合い最後はひとつにまとまって活動できるのも同校の特徴だ。
「国高の生徒は夏休みを全て文化祭に捧げています」とMさん。「補習や部活にも参加しながらクラスの準備と多忙な夏休みです」と個々の活動は認め合っているとKさんは続けた。
1・2年生はクラス展示、3年生は演劇を行うのが伝統になっている。同校は3年間クラス替えを行わない。国高祭が終われば1・2年生は次の年に向け反省と準備を直ぐに始める。3年生は本格的な受験体制へ突入だ。「3年の国高祭を考えたら、2年の国高祭が終わった時から勉強を始める方が良い」と先輩からアドバイスをもらったとKさんは教えてくれた。
最後に「勉強・行事・委員会・部活動、全て頑張りたい生徒に向いている高校です」。「気の合う仲間もたくさん出来ます」と国高について2人は話してくれた。