JR北鎌倉駅から徒歩約10分、鎌倉五山第一位の建長寺に隣接する鎌倉学園高校は、一昨年に創立100周年を迎えた。
建長寺が1886年に創設した、師弟のための教育施設「宗学林」が前身。
県下有数の進学校として知られており、通称〝カマガク〟と呼ばれている。
毎年、難関国立・私立大学に多くの合格者を輩出している同校はスポーツも盛んで、部活においても優秀な成績を残している。
===================
全国大会出場、関東大会へ出場を果たすなど強豪チームのひとつである、アメリカンフットボール部の2人に話を聞いた。
2年生のTさん(横浜市立岩崎中学校出身)は「すでに中学の時に地元クラブでアメフトをやっていたので、高校でも続けたいと思いカマガクに入りました」。
3年生のMさん(葉山町立葉山中学校出身)は「入学時は未経験でしたが、自分の体格に向いているスポーツだと思い入部しました。入部する生徒のほとんどは未経験者で、『新しいスポーツをやってみたくて』と入部する人が多いです」と話してくれた。
「練習は火曜を除く週6回、朝練はしません。授業日は放課後から夕方6時30分まで、日曜日は公式戦や練習試合があります。受験生でもあるので、限られた時間で練習に励んでいます」とTさん。
授業については、授業中の課題や小テストなどをはじめ、年5回ある中間・期末テストで学業成績が決まるため、毎日の取り組みも欠かせないそうだ。
「アメフトをやっていて良かった点は、部活も勉強もゴールを決めて、そこまではとにかく頑張ろう、常に上を目指そうという気持ちになったことです」とMさん。
「礼・義・廉・恥」の校訓のもと、高校3年間でスポーツと勉学の両立を図る〝すべ〟を習得して新たなステージへと躍進していく。
2人からアメフト未経験者の中学生へ「アメフトというと練習が厳しそうなイメージがあるかもしれません。でも練習を続けるうちに面白さが分かってくるスポーツで、『さらに・もっと』とやる気がわいてきます。あっという間に一日が終わってしまうぐらい楽しく、充実感があります」とアピールしてくれた。
「男子校であるカマガクは、先生や生徒との距離感も、遠すぎず、近すぎず、お互いにとても居心地がいい環境です。併願に悩むなら絶対カマガクを選んで、と言えるほど有意義な高校生活が送れます」と最後に結んでくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
☆よみうり進学メディアではTwitterで記事更新をお知らせしています☆
Twitterのフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアTwitterはこちらをクリック
Twitter.com@yag_ysmedia