東京農業大学第三高校は、その名が示すように東京農業大学の附属校です。
1985年(昭和60年)、東松山市に設立されました。
通学は、東武東上線「東松山駅」、西武新宿線「本川越駅」、JR高崎線「熊谷駅」「鴻巣駅」などからのスクールバス利用となります。
コースはⅠコース(進学重視コース)、Ⅱコース(文武両道コース)、Ⅲコース(スポーツ科学コース)の3コース制です。
なお後述しますが、Ⅰコースには「理数探究課程」と「グローバル課程」が設けられています。
令和5年3月の大学入試では、国公立に23人、早慶上理に10人、GMARCHに46人合格しています。また、系列の東京農業大学には卒業生の約4分の1にあたる100人が内部進学(推薦入学)しています。
国公立については当面の合格目標を40人においていますが、数年後には50人まで伸ばしたいとしています。そのために「プロジェクト50」と呼ばれる組織を立ち上げました。
50人という数字は進学校としてはやや低めの設定に見えますが、系列の東京農業大学への進学希望者が一定数いるほか、都内私立大学希望者も多いため、実情に合わせた数字として掲げたものです。
Ⅰコース「理数探究課程」では、大学と連携した研究活動などを通して論理的思考力を鍛えます。
オホーツク海洋研修、クイーンズランド海外研修(生態系調査)、学会発表など多彩な体験型プログラムが用意されています。
「グローバル課程」では、海外研修などを通して国際感覚を養うとともに受験に必要な英語力を鍛えます。
こうした「次世代型学力」の向上を目指したプログラムは大学入試(特に総合型選抜)にも好影響をもたらしており、難関国立への合格者が出るようになりました。
同校では「学内完結型学習体制」の確立を目指しています。
独立型自習室は平日午後7時半まで利用可能です。学期中及び長期休業中には、レベルや志望校に合わせた多彩な講座が開かれています。さらに外部予備校と提携した学内塾を開設し、進路実現を徹底サポートしています。
(よみうり進学メディア編集部)
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