よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2023.11.16

淑徳SC高等部(東京都文京区)「『オーダーメイドカリキュラム』で日々の学びを夢につなげる」-先輩インタビュー

来年度から校名を変更、発祥の地を冠した『小石川淑徳学園高校』となる淑徳SC高等部。Tさん(3年・江戸川区立小岩第二中学校出身)と、Kさん(2年・練馬区立開進第三中学校出身)に学校の様子を聞いた。
同校の『オーダーメイドカリキュラム』は、大学のように自分で授業を選択できるシステム。
「子どもの頃から物理に興味があり、理論を考えるのが大好きなので『化学総合』や『数学B』など、理系を中心に授業を組んでいます」とTさん。

Kさんは幼少時代からの音楽の経験を生かし、音楽に関わる仕事をするのが目標。
「幼稚園の先生になるために『子ども文化』などを選択しています。先日は保育実習も受けました。大学を先取りした学び、目標に近づいていく学びが魅力です」とKさん。

どの授業を選ぶかは、内容の説明を受けた後、1年の秋ごろに決定する。
「進路に直結するので決心するのが難しかったです。でも見つけることができれば、学びが充実していきます」とTさん。
進路に迷う生徒も、専門的な学びを通じて自分の目標が明確になっていく。
選択授業は2年生から始まり、その時間は各々が選択した科目教室へ向かう。「各授業が少人数になるので、先生が分かるまで教えてくれます。好きなことを追究できて、授業が楽しいです」。

Kさんは『英検対策講座』も履修中。
「英語を学び直してみたかったのが動機です。私は苦手なところが人と違っていたようで、先生が私に合ったやり方を指導してくれました。苦手意識がなくなり、成績がぐんと伸びました」。
現在は2級、そして準1級に向かって取り組んでいる。
「最初は緊張しましたが、先生が一人ひとりのペースに合わせてくれるし、少人数なので毎回発言の機会があり、今では説明するのも質問も、自然になりました」と笑顔で答えてくれた。

Tさんは2年生の夏休みに、教育連携している中央大学理工学部の『サイエンスセミナー』に参加。「超電導について、実際に現象を起こし、データ化しました。学びの楽しさと深さを実感し、さらに物理への思いを強くしました」。
Tさんは、既に総合選抜型で大学受験も開始、物理の学習を生かし『医療放射線技師』資格取得を目指している。

最後に2人から受験生へ「歴史が好き、海外で働きたいなど、それぞれ夢があります。文系でも理系でも、自分が進みたい目標に向かって最適な助言をしてくれます」とメッセージをくれた。

図書コーナーで撮影、学習環境が整っています

淑徳SC高等部ホームページはこちら

☆よみうり進学メディアではTwitter(X)で記事更新をお知らせしています☆
Twitterのフォローをすると、随時掲載情報が受け取れます。受験情報をお見逃しなく!
■よみうり進学メディアTwitterはこちらをクリック
Twitter.com@yag_ysmedia

関連記事