ＪＲ横須賀線の衣笠駅から徒歩５分。駅前商店街を抜けると、三浦学苑高校の部活動に汗を流す生徒たちの声が聞こえてくる。男女サッカー部、硬式・軟式野球部、卓球部、駅伝部、吹奏楽部など、同校は部活動が盛んなことで知られている。
今回、学校紹介をしてくれたのは、Hさん（進学コース２年・三浦市立初声中学校出身）とYさん（進学コース２年・横浜市立富岡中学校出身）。
「学校ではアルバイトやスマホの使用が禁止されているのですが、そのぶん、生徒同士のコミュニケーションが活発です。クラスや部活のメンバーと交流する時間を大切にしています」とHさん。
Yさんは「三浦学苑には文武両道を目指す、すばらしい環境があります。例えば、朝８時からの30分の朝学習は、部活で忙しい人でも予習や復習にあてることができる時間です」と話す。
生徒の大半が部活動に所属している同校。HさんもYさんも吹奏楽部で活動している。Hさんは中学校から吹奏楽部でクラリネットを担当しており、三浦学苑の演奏を聴いて「私立なら三浦学苑！」と決めたという。
Yさんは学校見学の際に目にした広い合奏室などの施設に感動。現在はトロンボーンを担当し、コンクール上位を目指している。
施設環境を見ると、人工芝グラウンドや温水プール、弓道場、ｅ スポーツ室などが整う。
最近オープンした食堂「Miura’s kitchen」も生徒たちに好評だ。
生徒たちは部活動の合間を縫うように勉強にも励んでいる。「電車の中では英単語を覚えたり、アプリを使って勉強します。学校でも自宅でもスキマ時間を活用しています」とHさん。続けてYさんも「とにかく授業に集中してそこで課題もこなし、自宅で勉強しなくてもいいようにしています」と時間の使い方を工夫していることを教えてくれた。
「高い志を持った生徒が多いのが三浦学苑。部活動を通して礼儀を身につけ、人間性を磨いています」と声を揃える。居心地の良い人間関係と教育環境に恵まれている様子がよく分かった。
（よみうり進学メディア編集部）
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