秩父農工科学高校の歴史は明治時代にさかのぼります。1901年(明治34年)、秩父郡立乙種農業学校として開校したのがその始まりです。その後幾多の変遷を経て、平成17年に現在の秩父農工科学高校となりました。
複数系統の学科をもつ複合型の専門高校で、構成は次のようになっています。
【農業系】
「農業科」
「森林科学科」
「食品化学科」
【工業系】
「電気システム」
「機械システム」
【家庭系】
「ライフデザイン科」
「フードデザイン科」
以上7学科です。
森林科学科(旧林業科)は秩父地方ならではで、県内唯一の学科です。
今回は家庭系2学科の実習授業を中心に見学しました。
フードデザイン科は卒業と同時に調理師免許が取得できる学科なので、他校で言えば食物調理科などに当たります。
当日は「調理」の実習授業を見学しました。
普通科高校の「調理実習」はどちらかと言うと楽しい授業かと思われますが、こちらは資格取得を目指し、プロとしての技術の習得を目指しているので、だいぶ雰囲気が異なります。
まだ入学したての1年生の授業なのでそれほど高度なものではありませんが、先生(社会人講師)の一挙手一投足を見逃すまいとする真剣なまなざしが印象的でした。
ライフデザイン科は食物・被服・保育・福祉から情報技術まで幅広く学ぶ学科です。
2年「ファッション造形基礎」の授業では、被服製作技術検定のための練習が行われていました。
また、同「フードデザイン」の授業では、食物調理技術検定の練習が行われていました。
この検定では時間内に調理を終わらせることも重要らしく、「何分経過」「あと何分」といった声が教室中に響いていました。慌ただしい動きの中にも、どこか余裕が感じられました。さすが2年生です。
◆直近の学校説明会情報
学校見学説明会
7月13日(土)
部活動体験・見学会
7月23日(火)31日(水)
(よみうり進学メディア編集部)
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