よみうり進学メディア

埼玉 高校レポ
2024.9.10

埼玉県立鷲宮高校(久喜市)/卓球部 「 勝つことよりも応援される部活へ」

県立鷲宮高校卓球部を訪問しました。
同校は昭和53年、旧鷲宮町(合併し現在は久喜市)に誕生した全日制普通科校。今年で47年目を迎えます。
部活動は盛んで今回紹介する卓球部をはじめ野球部、ソフトテニス部、陸上競技部などが県大会や関東大会で活躍しています。

練習環境には恵まれないが…

取材日は7月28日(日)。ちょうど高校野球埼玉県大会決勝戦が行われていた日でした。
事前に「練習場所はとても暑いのでご注意ください」との連絡をもらいましたが、たしかにエアコンなしの体育館2階フロアは熱気が充満しており、恵まれた練習環境とは言い難いものでした。
しかし、部員たちはそんな環境をものともせず練習に励み見事な結果を残しています。

今年は女子が関東大会に出場

埼玉県高校卓球界では男子は埼玉栄、女子は正智深谷が圧倒的な力を持っており、団体戦優勝はもちろん個人戦(シングルス・ダブルス)もベスト8以上をほぼ両校の選手が独占するというような状況が続いています。
そんな中、公立の雄とも言うべき同部はよく健闘しており、女子は団体戦で関東大会出場を果たしました。また、男子も今年はベスト8止まりでしたが昨年まで5年連続で関東大会に駒を進めています。

勝つよりも良い生徒であれ

1・2年生で男女計29人を数える部員たちは経験者がほとんどです。この学校で卓球をやりたいという明確な意志を持って入部してきます。
しかし、顧問の細沼智之先生は「勝つことも大事だが、その前に良い生徒であってほしい。みんなに応援される卓球部になろう」と部員たちに説きます。情報科教員である細沼先生はシステムエンジニアとして民間企業勤務の経験があるので、社会人に求められる資質を熟知されているのでしょう。

公立トップから県トップへ

練習の合間をぬって主将のHさん(さいたま市立岩槻中学校出身)に話を聞きました。卓球をやりたくて同校を選びましたが、彼ははっきりと「全国を目指したい」と自身の目標を口にしました。期待しましょう。

埼玉県立鷲宮高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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