JR山手線の駒込駅・巣鴨駅から徒歩約5分。著名な庭園『六義園』に隣接した閑静な環境の中にある文京学院大学女子高校。
サッカー部の3年生2人に話を聞いた。
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「前回のインターハイ予選会で準優勝、勝っていたら関東大会でした」と部長のHさん(川崎市立渡田中学校出身)。
「強豪校がひしめいていますが、まず関東大会へ、さらに全国大会を目指していきます」と副部長のFさん(利島村立利島中学校出身)。
同校の女子サッカー部は3学年合わせ20余名。途中退部者はほぼ無く、3年間全員でサッカーに打ち込む。
週に1回の休み以外、練習は毎日16時開始で約2時間半。顧問に加えフィジカル、メンタル、戦術のそれぞれに特化した複数の外部コーチ、OGコーチから指導を受け、多彩なメニューをこなしていく。
「走り込みは部活時間外、週に2日、個人でやります。『1日7・5㎞を30分で』が目標です」と言った直後に「このタイムはムリです」と2人で笑った。
決められたれた距離と時間はサッカー一試合分を想定し、走り続けること、最後まで脚を止めないことを目指す。
「もうひとつ『声掛け』も常に心がけています。声を出すことも大事、声の大きさも大事です」とHさん。「試合の後半になると黙ってしまいがちですが、盛り上げていこうという気持ちを持って、積極的に声を出すようにしています」とFさん。
Fさんは伊豆諸島にある利島出身。「兄と一緒にサッカーを続けていたので、高校進学時に施設や指導が充実しているこの学校を選びました」。
Hさんは「私も兄の影響でサッカーを始めましたが、中学校に女子サッカー部がなかったので、男子メンバーの中に女子ひとりで参加していました」と話す。
2人とも高校生活の中心にサッカーがあり、「毎日が充実しています。でもやることがいっぱいで、ちょっとだけ疲れるかな?」と笑って話してくれた。
部活と勉強とを両立させ、それぞれスポーツマネージメントや理学療法士を目指していく。同校は部活による授業制限はなく、今春も、上智、明治学院、順天堂、アメリカの大学にも進学した。
最後に2人から受験生へ「私たちは常勝のチームではありません。強豪校はたくさんある。だからこそ『強い相手であってもあきらめない』姿勢ができてきます。部活体験は随時受け付けていますので、ぜひ参加してください」とメッセージをくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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