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埼玉 高校レポ
2024.10.22

県立蕨高校(埼玉県蕨市) 「合言葉は『Wの挑戦』文武両道の進学校めざす」-進学指導

蕨(わらび)高校は1957年(昭和32年)創立で今年67年目を迎えました。普通科と外国語科の2科体制の同校は文武両道を掲げる県下有数の進学校です。
校地がさいたま市と隣接していることや、JR「南浦和駅」や「北戸田駅」からも徒歩圏内であるため、さいたま市や武蔵野線や埼京線沿線地域からの通学者も多いようです。

国公立合格は2年連続100人超え

令和6年3月の大学入試では国公立に102人(うち現役93人)が合格しました。100人超えは2年連続です。県内公立では国公立3ケタ合格校は10校しかありませんので、その意味では進学校として確固たる地位を築いていると言えるでしょう。
京都大2人、北海道大4人、東北大2人、東京工業大1人、一橋大1人など難関国立合格者も年を追って増えていますが、さらなる上昇を期待したいところです。

リベラルアーツ重視が国公立「突破力」に

普通科カリキュラムはリベラルアーツ重視の方針から、2年までは文理分けはせず全員共通となっています。3年になって初めて文理分けし、併せてクラス数をひとつ増やすことで少人数学級編成を実現しています。
早期に文理分けをしないのは、次世代リーダーに求められる総合力、あるいは人間力の育成に重きを置いているためと考えられますが、結果的にはそれが国公立や難関私大合格への「突破力」にもつながっているようです。

アクティブラーナーを育てる

同校は今「個別最適な学び」の推進に力を入れています。生徒一人ひとりに応じた指導をしていこうということです。そのため担任による面談なども年間5回以上(3年次)行われます。
ただし、最終的に目指すところはすべての生徒が主体的・積極的に学び続ける「アクティブラーナー(自立した学習者)」となることです。したがって主役はあくまでも生徒であり、先生方は伴走者に徹します。近年は校内における自習環境の充実などにも力を入れています。

土曜授業公開も

同校は学校説明会と同日に土曜公開授業も実施しています。
高い進学実績の秘密は授業にあります。これを見れば、皆さんはもっと蕨高校が好きになるでしょう。

県立蕨高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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