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埼玉 高校レポ
2025.6.17

県立鳩ケ谷高校(埼玉県川口市)【園芸デザイン科】 特集:専門分野を学ぶ2025

デザイン力を磨き 生活空間の演出めざす

鳩ヶ谷高校は統廃合を伴わない県内最後の新設校です。昭和63年に誕生しました。
学科は普通科・情報処理科・園芸デザイン科の3科体制です。当時は「普通科+専門学科」という学校がいくつかできましたが、そのうちのひとつが鳩ヶ谷高校です。
自転車通学の生徒が多いようですが、埼玉高速鉄道「鳩ヶ谷駅」や「新井宿駅」からも徒歩15分と通いやすい学校です。

 

県内唯一の学科
今回取り上げたのは農業系統の専門学科である園芸デザイン科です。
川口市(開校当時は鳩ヶ谷市)に農業系の学科というのは少し意外な組み合わせと思われるかもしれませんが、同校に近い安行地区は昔から植木栽培や造園業で有名でした。園芸とは縁の深い地域だったのです。
園芸科は杉戸農業や羽生実業にもありますが園芸デザイン科は県内唯一です。

デザインに高い関心を持つ生徒たち
園芸デザイン科のコンセプトは「花と緑で空間をデザインする」ことです。
前述したように分類上は農業系の学科ですが、重きが置かれているのは「デザイン」です。
実際生徒の皆さんに聞いてみても、「デザインに興味があった」「デザインという言葉にひかれた」という声が多く聞かれました。

 

空間や都市環境もデザインする
1年次には園芸やデザインの基礎を学びます。
野菜の収穫なども行います。農場やハウスで植物などの栽培も行いますが、それはあくまでも植物の本質を知ることが目的で、生産の技術を身につけることを主眼としているわけではないようです。

上級生になるにしたがい、園芸デザイン専攻、フラワーデザイン専攻、グリーンデザイン専攻といった形で専門性を深めていきます。
外部から専門講師を招くことが多く、実習は少人数で行われます。
フラワー装飾技能検定、園芸装飾技能検定といった各種国家資格の取得も目指します。
卒業生の進路は大学や専門学校への進学が主流ですが、その方向・分野は多岐にわたっています。

◆直近の学校説明会情報
▽第1回学校説明会/6月7日(土)
▽部活動体験/7月25日(金)
▽体験授業/8月22日(金)

 

県立鳩ケ谷高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

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