藤沢市を見渡す丘の上にある、聖園(み その)女学院高校。「鳥やリスなどの野生動物が見られるほど緑にあふれた環境ですが、とても広いので迷子になりがち。当日は私たちがご案内やお声がけを担当します」と迎えてくれたのは、2年生の瀬戸ことねさん(小田原市立城南中学校出身)と、前田桃佳さん(藤沢市立湘洋中学校出身)。
「夏の学校見学会では校内ツアーも担当します。校舎や設備などの説明をしながら、質問もお受けします」と瀬戸さん。相談内容は『学校になじめますか・勉強についていけますか』が多いそう。「まず『勉強はしないとね』と説明します。脚色はせず、自然に話すことを心がけています」と前田さん。
2人は完全中高一貫校だった聖園女学院の高校入学一期生。「私たちも相談会に参加して入学を決めました。想像とは全く違う学校でした」と2人は笑った。当初は、キリスト教で女子校ということから『お嬢様学校なのかも』とイメージしていたが「良い意味で違います。先生方には『こうしなさい』がなく、しばられることもない。やりたいことが自由にできます」と瀬戸さん。
同校は少人数制で、多い学年でも3クラス90名ほど。「いろんな個性が集まっていますが、全員共通で優しい、明るい。これが校風なのだと思います。生徒同士も先生からも声がけが多く、なじみやすい環境だと思います」と前田さん。
日々の学習では「小テストが多く、今日は漢字、明日は古文という感じでちょっと大変かも」と2人。これは小さなテストの積み重ねによって学習の定着を目指すものだ。生徒全員が持つ「聖園ノート」では、学習予定や振り返りを書き込むことで、目標管理のセルフマネジメント力を育てていく。「先生たちは『何かあったら声がけしてね』と程よい距離で、生徒自らが動くのを待ってくれます」と瀬戸さん。
部活も自分のペースででき勉強との両立もしやすい。挨拶はしっかりするが厳しすぎることはない。「丁寧かつ程よく自由、これが聖園。聖園として個性が確立されていると思います」と2人。
同校のことを知る機会は次の通り、詳しくは同校ホームページへ。
9月6日(土)14:00~15:00
オンライン学校説明会(zoom)
9月20日(土)・21日(日)9:30~15:00
聖園祭「保護者と教員によるなんでも相談コーナー」