勉強と部活動、どちらも全力で取り組む駒込高校。高い進学実績の背景には、目標に向かってやり遂げる生徒たちの強さがあった。
文武両道を体現する吹奏楽部でトロンボーンを担当するMさん(柏市立富勢中学校出身)と、パートリーダーのHさん(松戸市立常盤平中学校出身)の2年生2人に話を聞いた。
吹奏楽部は中高合わせて46名、高校生は28名。
練習は中高合同で週4日、生徒主体で活動し、パートリーダーを中心に技術を磨いていく。先生の指導で合奏練習を行い、これまでに東京都吹奏楽コンクールでは、東日本組やB組で金賞・銀賞を受賞するなど、健闘している。
中学生への指導も高校生が積極的に担(にな)い、技術の継承とともに絆が深まっていくのも特長のひとつだ。
今年の夏休みは新潟県六日町で3泊4日の合宿を実施。コンクールの自由曲『レパントの海戦』の壮大な歴史感や兵士の想いなど、部員一人ひとりのイメージをホワイトボードに書きながら世界観を共有。「演奏に臨場感が出るようになった」と成果を話してくれた。
「コンクール後は文化祭の準備です」と2人。吹奏楽部の演奏機会は多く、入学式や新入生歓迎コンサート、文化祭、定期演奏会、卒業式など、さまざまな学校行事で演奏を披露する。「卒業式で3年生を送り出す感動的な演奏が心に残っています」とMさん。数々の学校行事を彩る演奏を通して、学校からの期待の大きさが部員の喜びと自信につながっているようだ。
一方で、勉強との両立も大きな目標だ。通学の電車で単語を覚えたり、ロイロノートで宿題を提出したりと工夫を重ねていく。「定期テストの結果から『このままではいけない』と意識を変え、計画的に取り組むようになりました」とHさん。先輩やOB・OGからの進路アドバイスも心強い支え。同じ志望校を目指す仲間と刺激し合い、志望校合格を目指す。
最後に、学校選びに向けて2人から「学力や進学実績だけでなく、実際に学校見学をして雰囲気や環境を自分の目で確かめてください」とアドバイス。「『好きなことや部活動にも打ち込めるかどうか』『自分を伸ばせる場所か』を、ぜひ自分の目で感じとってほしい」と話してくれた。
(よみうり進学メディア編集部)
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