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桐光学園高校(川崎市麻生区) 「正攻法の大学受験!学力伸長する進学校の多様な実践 」-進路指導

多摩丘陵の尾根沿いを走る小田急多摩線の栗平駅で降りると、谷間の住宅街の向こうに桐光学園高校の校舎が見える。
今春の大学合格者は国公立大学96名、早慶上理309名。大学受験の多様化が進む昨今も、学力を着実に伸ばす正攻法で生徒を手厚く支えている進学校である。
教員一人あたりの生徒数が13.2人と少なく、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムで受験に備えられる。
一方通行の授業にとどめず、「どのように学ぶのか」を指導し、学びの質と深まりを重視。苦しい時にも学びに向き合い続け、最後まで努力するのが桐光学園の校風なのだそうだ。

 

だが同校は受験勉強ばかりの堅苦しい学校ではない。
600講座を超える講習制度は、塾や予備校いらずの大学別受験対策講座にとどまらず地理のフィールドワーク、陶芸、珍しい外国楽器の講習まで、実に多彩だ。その中には、人生を豊かにする出会いもあるだろう。

東大で教鞭をとる卒業生による東大見学ツアーや世界的に著名な医師となった卒業生による病院見学ツアーなど、生徒の将来を見据えた進学のプログラムも多数用意されている。
また桐光学園の画期的な取り組み「大学訪問授業」では各分野の第一人者を講師に招き授業を展開する。大学で何を学ぶのか、どのように学問を深めるのかを肌で感じられる。この講座が進路決定のきっかけになることも珍しくないそうだ。

国内大学への進学にとどまらず、今春は海外大学の合格者が17名と増加傾向にある。アメリカやカナダの高校卒業資格を取れるダブルディプロマや短期・長期の海外留学などのグローバルプログラムも充実しており、今後ますます力を入れていくという。

 

大学進学に強い桐光学園は高校生活にも特長がある。男女別学で行われている授業は、進路や学問においてジェンダーバイアスを感じてほしくないという考えからだ。女子と男子では興味や理解の傾向に違いがあり、片方に合わせた授業がもう一方に苦手意識を生む恐れがある。男女それぞれの傾向に応じた授業、ひいては生徒一人ひとりにあわせたサポートを目指している。

最後に取材に応えてくれた進路指導の中桐雅也先生は「何が好きで、何が得意で、何がやりたいのかを考えて、自分の可能性を伸ばせる学校を選んでほしい」と中学生にメッセージをくれた。

 

桐光学園ホームページはこちら

 

 

(よみうり進学メディア編集部)

 

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