よみうり進学メディア

東京 高校レポ
2025.11.11

日本大学豊山女子高校(東京都板橋区) 「部活も学びも全力で! 学校生活を走り抜く」


日本大学付属校で唯一の女子校、日本大学豊山女子高校。
伝統と挑戦を重んじ、学業にも部活動にも全力で取り組む様子を聞いた。

 

陸上競技部の部長を務めるTさん(練馬区立谷原中学校出身)は、100mで都大会準決勝進出の実績を持ち、チームとしても4×100mリレーで3年連続都大会ベスト8。
現在もその記録を継続しつつ、関東大会出場を目標に日々練習に励んでいる。

Tさんが豊山女子に進学を決めたのは、中学3年時の部活動体験会。
先輩後輩の仲の良さ、部員全体の接しやすい雰囲気にひかれた。「高いレベルで練習ができる環境で、先輩方もとても面倒見が良かった」と振り返る。
入学後は期待通りの環境で活動。今では部長として自らがチームを引っ張る立場になっている。

部長として大切にしているのは『声掛け』。「調子はどう?」「足の具合は大丈夫?」といった気配りを欠かさず、部員が何でも言える雰囲気を意識的につくっている。その姿勢は、先輩たちから受け継いだものと話す。
また、陸上競技部は中学生と一緒に活動するため、早くから下級生の手本となる自覚が求められる。Tさんも「大人にならないと」という意識を持ち、部活動を通して自信を身につけてきた。現在は部活動中心の生活の中でも卒業後の進路を意識し、大学生のOGから話を聞く機会を大切にしている。

 

高校生活では「女子校独特の雰囲気を想像していたが、実際には柔らかく居心地の良い環境です」と話す。友人同士はフレンドリーで、内進生とも自然に打ち解け、今では区別もつかないほどの仲だとか。
授業環境も充実、各教室前の廊下にはホワイトボードが設置され、疑問点はすぐ先生に質問できる。職員室前の生徒ラウンジも学習の場として活用されており、先生と生徒の距離が近い点も魅力。

 

同校では、探究学習にも力を注いでおり、Tさんは1年次から『日本国憲法とバリアフリー』をテーマに調査を進めている。日本と世界の取り組みの違いに触れることで社会への視野を広げ、自分の将来について意識を深めつつある。部活動での気配りや目配りが研究姿勢にも重なり、着実に成長を遂げている印象だ。

「豊山女子はやりたいことを見つけられる学校です。部活動はもちろん、探究ゼミでの学びを通して興味や関心を広げ、自分の将来につなげることができます」とTさんは結んでくれた。

 

日本大学豊山女子高校ホームページはこちら

 

(よみうり進学メディア編集部)

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